第157回:説明会に行くと
こんにちは。東京では2月初旬より心なしか寒さが和らいだ気がしましたが気のせいでしょうか。相変わらず風邪など流行っているので気をつけて過ごしましょうね。
今回は会社の説明会に参加して感じたことについて書きたいと思います。色々な会社説明会に参加すると、この会社はこんな想いを持っているんだと発見があります。安さを売りにしている会社では、実は価格競争による「安さ」ではなくお客様のライフスタイルを変えたいという、私が思っていた以上に大きなビジョンを持って取り組んでいました。商品を見ているだけではわからなかった経営理念や会社の想いがホームページなり説明会なりでどんどん明確になってきて、その会社のイメージが変わることが多くて刺激的です。
またもう一つの説明会の楽しみは多くの人に出会えるところです。特に社員の方がどう生きているのか聞くのが楽しいところ。カナダで経験したホームステイではホストマザーの生き方に衝撃を受けました。銀行からホテルスタッフ、美術館員と異なる職種に次々と転職をしている彼女が新鮮でした。アウトドアと美術が趣味で夜や週末は趣味に興じる。そんな生活を見ていて、果たして自分も彼女みたいにめりはりのついた生活が送れるだろうかと考えました。日本はやはり趣味にかけられる時間の量がないのではないか。ところが、ある社員の方が自分で時間を作って映画に音楽にスポーツにと休暇を思う存分楽しんでいるとおっしゃっていました。あぁ、そうか。時間は自分で作り出すもので、めりはりをつけるのは他ならぬ自分自身だと反省しました。就職活動中は常に家に帰ったらこの会社のこれやらなきゃ、と焦る自分が心のどこかにいます。でもきっと、ちゃんとめりはりをつけて遊ぶときは遊ぶ!就活は就活で全力!とはっきり気持ちの切り替えをすべきなんですね。気持ちの切り替えスイッチをしっかりオン/オフしながら過ごしたいと思います。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾