第19回:基礎演習(1)

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 こんにちは。最近は豪雨だったり真夏日だったりと、天気が変わりやすいですね。体調に気をつけながら、頑張りましょう♪

 SILS徒然コラムの19回目は、基礎演習について紹介したいと思います。基礎演習には、日本語と英語の二つの種類があります。SP1の学生(日本語が母語の学生)は、日本語と英語の基礎演習をそれぞれ一科目ずつ受講しなくてはいけません。SP2の学生(日本語が母語でない学生)は、英語の基礎演習のみを受講します。

 日本語の基礎演習にも、英語の演習にも数多くの授業があります。基礎演習の目的は、プレゼンテーション、エッセイ、ディスカッションなどの、この先の授業に必要なスキルを身につけることです。どの授業もそれが目標ですが、どのようにそのスキルを身につけるかが異なります。つまり、どの科目を通して学ぶか、ということです。

 例えば、文学が好きな人は文学作品を読み、クラス内でのディスカッションを通して、スキルを身につけます。自分の興味がある分野の方が吸収がはやいため、様々な分野が用意されています。また、このクラスは少人数なため、クラス内で仲が良くなれるのはもちろん、話しやすい雰囲気があります。

 ディスカッションやプレゼンテーションを高校の授業で経験して慣れている人もいれば、初めてだという人もいます。慣れている人は、参考になるような良いプレゼンテーションをし、不慣れな人は実際に体験し、上手なプレゼンを見て上達させます。これらのスキルは、この先の授業でも社会に出た後でも役に立つ重要なスキルなので、大学在学中に身につけられることは大きなメリットです。また、日本語の論文を書く機会はSILSには少ないのですが、この授業で学ぶことができます。英語のエッセイに不安がある人も多いと思いますが、日本語も英語のエッセイも両方書きこなせるようになることが理想ですよね。そういった意味でも、この演習は重要です。

 今回は基礎演習について紹介しました。次回は、私が受けていた演習授業を紹介します。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾