第197回:チョコの展覧会
こんにちは。早稲田では大きなイチョウの木が紅葉を迎えていました。夕日が当たって、黄金色です。とても綺麗なのはいいんですが、匂いが難点!この時期のキャンパスはどこも銀杏だらけです。鼻栓が欲しい。
最近ようやく卒業論文の目処がたち、ほっとしています。予定はあくまで予定だということを痛感した数ヶ月でした。まぁ、とりあえず一安心。今は行ってみたかった美術展や博覧会に行くことにしています。
まずは、手始めにチョコレート展から!いくつかの大学がパートナーシップを組んでいるらしく、早稲田の学生も特別料金で入場できると知り行ってきました。チョコレートの歴史から現在のショコラティエの技まで紹介されています。最初の方に展示されているカカオの歴史では、カカオの実が紹介されています。思ったよりも大きなサイズでびっくりしてしまいました。もともとは南アメリカから伝わったものなんですね。ガーナチョコレートのイメージが強いせいか、アフリカから伝わったと思っていました。マヤで使われていたカカオを飲むためのポットやカップなども展示されています。そしてカカオがヨーロッパに伝わってチョコレートになるまでの歴史、チョコレート工場、日本のチョコ菓子などてんこ盛りの内容です。マヤやヨーロッパではおいしくないにも関わらず、貴族の人達は朝から飲んでいたようです。薬として認識されていたので滋養のためかしら。とても高価な青汁といったところでしょうか。う~ん、まずい、もう一杯!と飲んでいたりして。
ところで、日本ではなんと江戸時代からチョコレートが伝わっていたそうです。ずいぶんと歴史がありますよね。現在の大手菓子メーカーのチョコ菓子も展示されています。昔のポスターにCMも流れていて、なかなか見応えがあります。一番お客さんが盛り上がっていたのが、お馴染みのお菓子が並んでいるコーナーです。みんな、しきりにチョコ菓子について楽しそうに話しています。例えば、きのこの山とたけのこの里ではどちらの方が好みか、やコアラのマーチではコアラの表情を絶対に確認してから食べる、など。とても身近なお菓子であるぶん、食べ方にそれぞれこだわりがあるようです。自分のこだわりの食べ方って改めて考えてみると、結構たくさんあって面白いんですよね。見終わると、とってもチョコレートが食べたくなる。そんな楽しいチョコレート展でした。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾