第38回:読書

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 こんにちは。もうすぐクリスマスですね。街がイルミネーションなどで華やかにロマンティックになっていく感じがとても好きです。

 今回の徒然コラム第38回目は、読書についてです。ちょうど最近まとまった時間ができたので、ずっと読みたかった本を読みました。新書を含む学術系の本よりは小説の方が好きなので、もっぱら小説ばかり読んでいました。しかし、大学生活で小説ばかり読んではいられません。参考書として様々な学術本を読む必要があります。

 SILSでは、テキストや参考書など結構な量のリーディングを課す授業があります。(海外では、一日30~100ページ読ませるなどもっとハードなようですが。)読んでいると、疲れきて活字を追うだけになっていたり、意味を理解するのにものすごく時間がかかったりしてしまいます。ある授業でWilliam Morrisという19世紀の英詩人、デザイナー、小説家の本を読んでいます。この人は社会主義者で、自分が描く社会主義の世界を小説にした作品があるのですが、それを読んでいる時にどうしても理解できない章がありました。社会主義自体の定義が曖昧であるうえに、モリスが生きている時代(ヴィクトリア朝時代)の知識を持っていません。先生の解説なしでは理解ができなかっただろうな、と思います。この授業は「あ、小説が読めるなんてラッキー。」と思って取ったのですが、知識を得るために学術書も読まなくてはいけないと痛感させられた授業でした。ちなみにこの授業はとっても少人数で7人しか生徒がいません。だから、教授との距離がとても近く質問もしやすい雰囲気の授業です。

 さて、学術書も読まなくてはと思って手には取るのですが、挫折してしまった本も多くあります。それでも、まぁいつか面白く読めるだろうと思ってページをぱらぱら繰っています。自分が好きな種類の本だけ読んでいればいいわけではないんですね。ふぅ。

 あと二日で今年の授業も終了。なんだかあっという間です。サークルの定期演奏会が近いのでこれからはサークル三昧です♪ ではではMerry Christmas!!

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾