第53回:語学のきっかけ

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 こんにちは。だいぶ暖かくなってきましたね。桜もそろそろ見納めでしょうか。

 さて、SILS徒然コラム第53回目はSILSでの語学授業についてです。みなさんは、『ダーリンは外国人』という漫画をご存知ですか。国際結婚した女性漫画家の日常をつづったコメディータッチの漫画なのですが、旦那さん(アメリカ人)は語学オタクだそうです。ある日漢字に出会って、美しい!と思い来日したそうで、語学を勉強するには様々な理由がありますよね。私は去年、フランス語を履修していました。単純に世界30カ国以上で話されている言語だと知ってから、多くの人とコミュニケーションがとれるだろうな、と思って選択しました。しかし今年は、韓国語にも興味が出てきたことからフランス語と並行して韓国語も取ることにしました。去年の夏に韓国を訪れて街の雰囲気が好きだったこと、韓国語の発音の響きが可愛いと思ったことがきっかけです。また日本語に文法や単語が似ていて、日本人には勉強しやすいそうです。

 最初の授業で、なぜ韓国語に興味がわいたのか、という質問に対して多くの女の子たちが、韓国のサブカルチャーにはまったから、と答えていました。一方、男の子たちは食文化が好きだから、という人が多数。韓国文化には、多くの魅力があります。キムチ、ビビンバに代表される食文化、活動休止になってしまったけれど東方神起などのアーティスト、そして「冬のソナタ」から火がつき日本でブームになった韓流ドラマ等々。日本語を学ぶきっかけとなった出来事に日本のマンガが好きだったから、という人が大勢いるようにサブカルチャーも語学学習のきっかけになるんですね。また、その他の理由として多くの人に共通していたのは、韓国人留学生と彼らの言語でコミュニケーションを取りたいと思ったから、がありました。最後の理由はこの学部らしい印象を受けました。国際教養学部には多くの韓国人留学生がいます。仲の良い友人の文化背景や言語に興味を持つようになるのは自然なことかもしれませんね。

 国際教養学部には私のように、同時に複数の語学を履修する人が時々います。好きな授業を好きな時に取れるという自由があるからこそ、できることです。この自由さも学部の特徴であり魅力ですね。大学在学中に様々な言語に触れたいと考えていたので、目標への第一歩です。それでは、また来週!

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾