第63回:メディアとしてのファッション

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 こんにちは。先週末、留学前最後のサークルのコンサートが終わりました。この一年間半、頑張った成果が自分なりに見せることができたような気がします。

 コンサートも無事終わり、今週からは課題の片付けにはいります。あぁ……(泣)。片付けと言えば、部屋が散らかっているので湿気によるカビが不安だったのですが、梅雨に入ったわりには雨が降っていないですね。気温も高く、夏らしい服装をした人が多くなりました。そこで、今回はそんな服装にまつわる話です。

 国際教養学部の授業がよく行われる建物である11号館は商学部とともに使用しています。必然的に建物内には商学部生と国際教養学部生がいることになるのですが、面白いことにどちらの学部の生徒かなんとなく検討がつきます。何故かと疑問に思った時に、ふと服装が大きく関係しているんじゃないか、と思いました。国際教養学部生は帰国子女や外国文化が好きという人が多いため、夏場はTシャツ、ジーパンにビーチサンダルといったラフな格好の人が見受けられます。他には、エキゾチックな格好をしていたり大きなサングラスをかけていたり……。日本人に多い重ね着や凝ったデザインの服を来ている人もいますが、どちらかというと商学部生に多いような気がします。

 服装を見るだけでも、その人がどんな文化に影響を受けているのかがわかるので、観察していてなかなか楽しいです。海外セレブのようなカジュアルファッションの人もいれば、日本人OLのようなどこか品のある服装をしている人もいます。服装はその人のアイデンティティーを示すメディアの一種だとよくいわれますが、本当にそのとおりで、時にはその人の育ってきた文化背景までわかってしまうので面白いものです。

 と、まぁそんなことをつらつら考えながら、11号館のラウンジで人間観察をしていました。それにしても、二週間前に比べてビーチサンダル着用率が増えたなぁ。夏はすぐそこまで来ているのですね。早く梅雨が明けますように!では、また来週。

早稲田大学 国際教養学部 小林 綾