第69回:京都ひとり旅

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 こんにちは。毎日暑いですね。

 実は先週、2泊3日で京都へ旅行に行ってきました。向こうで関西圏に住む友人に会ったため、完全に1人だったわけではないものの、一応人生初の1人旅。20歳にして念願の京都巡りです。

 宿や交通手段を決めるのにはとても時間がかかりましたが、何とか決定。急いで予約しました。試験が終わると同時に、家に帰り荷造り。深夜バスでいざ京都へ。

 朝、6時に京都についたものの当然どのお店も閉まっています。仕方がないので駅中のマクドナルドへ。朝6時でも結構人がいて朝食を食べながら本を読んでいる人も。

 その後バス停へ向かい、京都駅から大原へ向かいます。私の今回の旅の目的のひとつである三千院へ向かいました。去年、「三千院」という外国のギタリストが作曲した曲を聞いてからどんなところか一度訪れたいとずっと思っていたので眠気、疲労にも負けず元気に大原の参道を登って行きました。

 歩くこと十分から十五分。緑が多く、朝日に照らされた苔の緑が美しい三千人へ到着。中で10分ほどでできる簡単なお京があるというので体験してみました。その場その場で予定を変更しながら、写経をしたり、ゆっくり庭を見て回ったりできるのは1人旅の魅力でした。

 一時間ほどいた挙句、三千院の次は音無の滝という名所を訪れることにしました。しかし、平日の朝早くということもあってか、音無の滝までの道では誰ともすれ違いません。三千院から15分ほど歩いて滝についた時には、暑さと急な斜面でほとほと疲れていました。

 それでも、白く流れ落ちている水が美しく、誰もいない中思いっきり手を伸ばしてリラックス。のんきに見ていると、後ろの方から虫や動物が森の中を動いている音が聞こえます。ふと、今熊が出てきても、誰にも気づいてもらえないんだ、と思いにわかに恐ろしくなって写真もそこそこに山道を引き返してきました。帰り道に人に出会い、ほっとしてしまいました。

 1人でいると楽な半面、人との関わりが欲しくなったのも事実です。旅行中ずっとその感覚がありました。次回は宿泊したゲストハウスについて書きたいと思います。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾