第89回:カナダ初のプレゼンテーション

未分類

 こんにちは。今回はプレゼンテーションについて紹介したいと思います。先週、全ての授業が終了しました。その最後の授業で二つのプレゼンテーションを発表しました。

 プレゼンテーションというと一般的には、パワーポイントを使い、スクリーンの前で人が説明をしていく……といった形式が思い浮かぶと思います。しかし、私がおこなったプレゼンテーションはポスターを作りそれを教室に飾って、クラスメートや教授が見て回る形式でした。ポスターは市販のプレゼンテーションの用のものを購入。段ボールのような素材でできているものでした。私は適当に絵を描いたりマーカーで彩りながら、予めプリントアウトした説明文を張るのかしら、と思っていたのですが、何と4時間かけてデザインの構想を出し合い、練り、作成していました。こんなに時間かけてアーティスティックにする必要はないのでは……?と疑問に思いましたが、無事完成。このプレゼンテーションは、カナダの先住民(the First Nations)についてだったので、先住民族特有の絵やトーテムポール(先住民にとって重要な意味を持つ木の彫り物)をポスターに描きました。 

 プレゼンテーション当日ポスターを持って行くと、そこには私たちのグループよりさらに凝ったポスターたちがずらりと並んでいました。中には150cmほどの大きさの紙でできた熊がポスターを持っている、といったユニークなものまで。落ち葉や枝、魚型のクッキーなどそれぞれのトピックにあわせて装飾品が用意してありました。まったく海外の人達の創造性には驚きます。そういった創造力が発揮できるのは、きっとプレゼンテーションを楽しんでいるからでしょう。適当な気持ちで「忙しくて時間ないし、これぐらいでいっか」ではなく、「やるからには、楽しくポスターを作ろう」という意思がグループで作業している時に伝わってきました。私たちのグループもポスターの他にキャンディーケーンというクリスマス向けの杖型の飴を机の上に散りばめました。

 単純にスライドなどを見ながら説明を受けるプレゼンテーションは受け身ですが、ポスターを見て説明文を読み、わからなかったらその担当のチームに質問をするという方がより自由で能動的な学習方法だ、と感じました。プレゼン、と一口に言っても方法によってこんなに見ている側がアクティブに参加できるものになり得るんですね。教授もこのポスタープレゼンテーションは毎年の楽しみらしく、一つ一つのポスターの写真を撮りコレクションしているそうです。

 カナダ初めてのプレゼンテーション大いに楽しむことができました。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾