第94回:クリスマスとお正月

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 2011年が始まって2週間。だいぶ過ぎてはしまいましたがカナダのクリスマスとお正月について紹介したいと思います。カナダのクリスマスは父と弟がバンクーバーに来てくれたため、家族と一緒に過ごす事が出来ました。日本だと25日当日はケーキ屋やレストラン、さらにはファストフードのお店なども営業していて街は人で溢れています。しかし、カナダひいては北米のクリスマスは24日に教会でミサ、25日当日は家族と家でゆっくり過ごし豪華なご飯を食べるのが普通です。そのため、ほとんどの店が休業。サブウェイなどのチェーン店がいくつか空いていましたが、大きなデパートさえCLOSEとドアに書いてあります。

  その点、大晦日はスターバックスなどのチェーン店を始め多くのスーパーマーケットが空いており、レストランはいくつか閉まっていますがクリスマスのときよりは空いています。さらに、カウントダウンのためにクラブが数多く営業しておりチケットは早々に売れてしまうという事です。日本の感覚だと、大晦日から正月三が日に欠けては、家で家族や親戚と集いのんびりと初詣に行ったりおせち料理を食べたりと家族団らんの時を過ごします。31日は仲のよい日本人の友人と一緒に年越し蕎麦を食べて部屋でまったりしていようと話していたのですが、私のルームメートのカナダ人たちは夕方からお酒を飲み、10時頃にダウンタウンのクラブへと行っていました。一方、私と友人は一緒に部屋でお菓子や梅酒を飲みながらのんびりし、年越し蕎麦を食べていました。カナダ人とあまりにも違う大晦日の過ごし方が可笑しく思わず友人と笑ってしまいました。

  こちらでは、クリスマスは家族と家でのんびり、大晦日は友人と街へ繰り出してお酒を飲むというのが大学生の過ごし方のようです。元旦からバンクーバーはとてもきれいに晴れて、幸先のよいスタートです。

早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾