第1回:人生と名言
はじめまして。7月からここ、洋々のWEB上でブログを連載させていただくことになりました、中園 翔(なかぞの しょう)です。
2010年の4月から、慶應義塾大学の環境情報学部に所属しています。
かつては、高校生向けの哲学のコンテストとか、新聞社がやっているような小論文のコンテストに応募したり、入賞したりしていました。
趣味は読書で、インターフェースの研究をしていて、休日はフットサルをして、etc…。
この連載では、そういった僕についてのあれこれを並べることはやめて。この連載を読んでくれている人が、ほんの数分でも、何かを考えさせるような、また、何かを知ることで、新しい価値観を感じてくれるような文章を、書いていきたいと思っています。
というわけで、さっそく今回は、記念すべき第一回ということで、「人生と名言」について。大テーマ。
僕の好きな作家で、トルーマン・カポーティという人(映画にもなった!)は、人生について、
Life is moderately good play with a badly written third act.
と言っています。
「人生はよく出来た芝居だけど、第三幕がひどい」。
これ、人生の「第三幕」って何さ?といつも思う。
もう一つ。あのレオナルド・ダ・ヴィンチは、
Life well spent is long.
と言っています。これは訳しづらいけど、「人生もうまく使えば長持ちする」ということ。偉人の名言はどれも皮肉なものが多い。
でも、こういうもので英語を勉強するのは、わりと面白い。
高校生のときなんかは、僕もそうでしたが、受験の結果(=将来)を気にしすぎて、やることなすこと手につかなかったり、勉強も手につかず本末転倒!ということがあったり。結局、失敗や挫折によく当たる時期でした。いろいろ辛いことがあったり・・・。
それでも、カポーティはこうも言う。
Failure is the condiment that gives success its flavor.
「失敗は成功の味を引き立てる調味料である」
いつが人生の第三幕かわからないけど、それもまた良い人生のフレーバーとなる、と考えるように出来ると良いですね。
さて、こんな感じで、世の中のアレコレ、世の中に無いアレコレ、なんでも取り上げて考えていきたいと思います。
タイトルも「ゼロとイチから」。情報工学系の学生として、ゼロとイチで動くコンピュータの考え方で。いち哲学者として、(なるべく)本質をとらえた感じ方で。読んでいて愉快な連載になるよう、努力していきたいと思っています。
では、また来週!