『実績やアピールポイントがなくても諦めないで』上智大学法学部法律学科合格を掴み取ったSさんの合格体験記
「上智大学法学部法律学科に合格し、自信の体験から『実績やアピールポイントがなくても諦めないで欲しい』と語るSさん。Sさんはどのような受験生活を送られていたのでしょうか?」
Sさん
N高
上智大学 法学部 法律学科 推薦入学試験(公募制) 合格
合格おめでとうございます!今の気持ちを教えてください。
合格したのが嬉しい気持ちと信じられない気持ちが半々くらいです。
大学で学ぶことが前からずっと楽しみだったので、新しい生活が始まると思うとワクワクします。
上智大学法学部法律学科を志望したきっかけを教えてください。
公募推薦での受験を決めたのが、高校3年生の8月という遅い時期でした。
元々、我々の生活に根差している法律について学んでみたいという思いがあり、法学部と公募推薦や総合型推薦での受験が可能な大学を探していたところ、上智大学に出会いました。
なぜ公募推薦入試で受験しようと考えたのですか?
私は高校を転校しています。公募推薦は、その際に行った自己分析を活かすことができる受験形態だったからです。
公募推薦であれば、他の入試形態よりも私の内面を見てくれるのではと思い、この形態を選びました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
高校2年生の12月に転校をしたのですが、それまでは勉強一筋の生活でした。
しかし転校してからは、単位制になったので、改めて自分を見つめなおす時間にあてました。その期間の中で見つかったやりたいことが法律です。
小さい頃に産婦人科医を目指していたことから、法律と医学が結びつく部分の生命倫理にたどり着き、その分野に興味を持つようになりましたね。
そして、この生命倫理を学びたいという思いを最終的には志望理由書に綴りました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
洋々に入塾したのが9月頭で、そこから書類や試験対策などの準備を始めました。
書類の準備では、担当のメンターの方に自分が書いた自己推薦書と課題レポートを提出し、その内容についてのフィードバックを貰い、再度自己推薦書を書き直すということを繰り返していました。
自分の書いたものに対して、メンターやプロの方からご指摘をいただいて、修正するという流れが私にはとてもやりやすかったです。
プロの方とのサポートで印象に残っていることはありますか?
担当をしてくださったプロの方が弁護士の方で、その方から法学を考える上で必要な観点について初回の授業で教えていただきました。
そこで教わった考え方を、志望理由書や小論文、面接でも大切にしていました。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
洋々では小論文の授業を4回受講しました。毎回の授業で、事前に提出した過去問についてのフィードバックをしていただいていました。
塾外では、毎日新聞やニュースで時事情報を集め、気になった内容を親と議論したり、小論文のネタ本を読んだりしていました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
洋々では、模擬面接を2回ほどしていただきました。
面接準備のために、書類が出来上がった段階で、想定される質問についてリストアップし、それに対する自分の答えをキーワードで用意して、対策を行っていました。
本番当日はいかがでしたか?
試験当日は、意外と緊張しなかったです。絶対に緊張すると思ったので、緊張しない自分に驚きました。
試験問題は、要約などの具体的な指示がある問題だったので、解きやすかったのかな?と思います。ただ、解答にいれるべき要素を1つ忘れていることに後から気付き、焦りました。
今年の試験問題のテーマは「弾丸登山」という珍しいテーマで少し驚いた部分はありましたが、どうやら試験の前日に富士山の弾丸登山を防止するためのロープウェイ建設に関する会議があったらしく、タイムリーな内容だったみたいです(笑)
面接はいかがでしたか?
面接は楽しんでできた気がします。
自分の話した内容に対して、突っ込まれる場面もあったのですが、その指摘が的を射ていて、教授の方とキャッチボールできたことが嬉しかったです。
加えて、自分の言葉で上智を目指した理由を伝えられて、納得もしてくれたので、満足いく内容だったと思います。
入学後の抱負を教えてください。
今回公募を受けるにあたって、生命倫理について勉強してきたのですが、もっと色々な法律を知り、自分の興味を生命倫理以外の部分にも向けたいなと思っています。
主体的に学ぶ姿勢で講義やゼミ活動に臨みたいです。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
自分の疑問に対して、きちんと納得する説明をしてもらえたことが嬉しかったです。
他の面では、志望校の先輩がメンターを担当してくださり、より詳しい上智の情報を知ることができた点や、プロの方からも的確な指摘をいただけた点がありがたかったです。
全体的にメンターやプロからの指摘をもとに、修正を加えて志望理由書を作り上げていくサイクルが回せたことがとても良かったと思います。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
私は転校を経験し、欠席日数もかなり多く、実績があるわけでもありませんでした。
それでも、改めて自分自身を見つめ直すことで、自分のやりたい事が見つかり、それが受験につながりました。
実績やアピールするポイントがない!と諦めるのではなく、今までの経験を思い起こして、興味につなげることのできる推薦系入試にぜひチャレンジしてみて欲しいなと思います!
どうもありがとうございました。Sさんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。