「総合型選抜はひとりじゃない」―心が折れそうな夏を越えて掴んだ慶應合格!
「総合型は自分と向き合う時間がとても長く、孤独になるかもしれませんが、“周囲の意見を吸収する力が活きる受験”です。人の力を借りることを恐れず、学べるものをどんどん取り入れていけば怖くありません。」
M.T.さん
慶應義塾大学法学部政治学科FIT入試B方式 合格
成城学園高校

合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
合格発表は母と一緒に家で見ました。ちょうど学校が休みの日で、時間にも余裕があったのですが、ホームページ上で結果を確認するボタンを押すのがとにかく緊張して、なかなか指が動きませんでした。
ようやく押して「合格」の文字が見えた瞬間、母と抱き合って泣きました。人生で初めての嬉し泣きです。今振り返ってもあの瞬間の喜びは忘れられません。
慶應義塾大学法学部政治学科を志望したきっかけを教えてください。
小学生の頃、ミャンマーに縁のある友人と仲良くなったことがきっかけで、ミャンマーの民主化や国際支援に興味を持つようになりました。
開発援助など、自分がやりたいことを実現するためには、知識だけでなく論理的思考力や現場で調整する力など、多様な力が必要だと感じ、スペシャリストでもありジェネラリストでもある人材を育てる慶應の環境に惹かれました。
もともと上智大学にも興味はありましたが、さまざまな人の話を聞くうちに「自分には慶應が合っている」と確信するようになり、高校3年に上がる頃には志望校として固まっていました。
なぜFIT入試B方式で受験しようと考えたのですか?
高校1年の頃から学校の成績をしっかり積み上げてきましたし、英検準1級も取得していたので、総合型選抜に挑戦したい気持ちがもともとありました。
FIT入試では、評価される要素を考えてB方式を選びました。中学、高校の6年間ずっとバスケットボール部で忙しく、A方式で重要な課外活動に多くの時間を割けなかったため、自分の強みを活かせるB方式が合っていると思いました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
中学から続けてきたバスケ部では、日々の練習に向き合う中で大きな達成感を味わい、忍耐力も鍛えられました。
また、文化祭では高校3年までの2年連続でクラス企画の代表を務め、クラス全体をまとめる経験もしました。
さらに2年、3年の時に行った探究学習ではミャンマーの民主化をテーマにし、人権活動のイベントに参加したり、文献を読み込んだりして理解を深めました。
3年の5月を区切りに部活動を引退してからは、本格的に受験モードへ切り替えました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
高校2年の2月に洋々に入り、実際に本格的に書類の準備を始めたのは3年の5月頃です。テーマがなかなか決まらず、最初の段階はかなり苦労しました。
「開発途上国の支援をしたい」という根底の思いは変わらなかったのですが、アフリカに興味を持っていた当初、文献数の少なさや距離の問題から探究が進まず、行き詰まってしまいました。
そこで視野を広げ、小学時代のミャンマー出身の友人との出会いを思い出し、改めてミャンマーについて調べ始めました。友人が話していたことも蘇り、資料も充実していたことで、自分のテーマとしてしっくりくるようになりました。
7月頃にはスランプに陥り、何度書き直しても納得できず、「ここはこの観点が不足しているから批判されてしまうかもしれない」という不安が募り、筆が止まってしまいました。そんな時、メンターが親身に悩みに寄り添い、一緒に考えてくれたことが大きな支えになりました。メンタル面も含めてとても助けられました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
洋々のプロの講師に面接サポートをしていただき、何度も練習しました。答えられなかった質問は家に帰ってすぐ答えを考えて整理し、必要に応じて議論して方向性を考えていきました。
また、自分の提出した書類を徹底的に読み込み、どこを聞かれても落ち着いて対応できるように準備しました。
緊張しやすいタイプだと自覚していたので、割り切る気持ちを本番までに整えることも意識していました。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
月2回のペースでコツコツと過去問を解き続けました。最初は難しく感じていましたが、次第に傾向がつかめるようになり、時間配分も改善していきました。
小論文の講師から教わった「ネタの集め方」が本番で特に活きたと感じています。洋々に入るまでは小論文を書いた経験がほとんどなかったので、基礎から丁寧に教えていただいて心強かったです。
本番当日はいかがでしたか?
予想以上の受験者数に緊張しましたが、小論文ではまず書き切ることを意識しました。直前まで過去問を見直していたこともあり、大きく動揺せずに取り組めました。
総合考査Ⅱでは英語の長文が出題され、初めて見る形式で驚きましたが、小論文の講師から言われた「難しい問題は他の受験生にとっても難しい」というアドバイスを思い出して落ち着いて対応できました。
面接はリラックスした雰囲気で、面接官の相槌にも助けられ、自然体で話すことができ、手ごたえも感じました。
入学後の抱負を教えてください。
まずは大学生活そのものを楽しみながら、勉強との両立を大切にしたいです。FIT入試を通して慶應大学の法学部政治学科について深く知ることができたこともあり、学ぶモチベーションは十分にあります。書類に書いた目標を一つずつ実現していきたいです。
勉強以外ではバスケットボールを今後も続けようかなと考えています。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
メンターとのサポートは本当に楽しく、アットホームな雰囲気で何でも相談できました。話を整理してくれるだけでなく、メンタル面での支えが大きかったです。
メッセージ機能で困った時にすぐ質問できたのも助かりました。GMの丁寧な書類チェックやアドバイス、洋トピアでの「壁打ち」など、多様な人から意見をもらえる環境に恵まれていたことは、自分にとって大きな力になりました。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
総合型選抜は、自分と向き合う時間がとても長い受験です。ひとりで戦っているように感じて孤独になることもあるかもしれませんが、“周囲の意見を吸収する力が活きる受験”です。人の力を借りることを恐れず、学べるものをどんどん取り入れていけば怖くありません。
悩みは抱え込まずに周囲に話してください。洋々は、メンターを中心にたくさん話を聞いてもらえるので安心です。
ありがとうございました。M.T.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。


