積み上げてきた文章力を集中して束ね、一般入試と両立しながら憧れの慶應に合格!
「個別指導が良かったです。自分の言いたいことに真摯に向き合ってもらえた感覚があり、文章として書ききれなかったものの頭の中では考えていたことまで含めて受け取ってもらえました。」
K.H.さん
慶應義塾大学文学部 自主応募制による推薦入学者選考 合格
H高校

合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
正直、一般受験での合格を最終目標にしていたので、今回の推薦入試は「落ちている前提」で考えていました。そのつもりで結果を見たので、合格だと分かったときは本当に驚きましたし、すごく嬉しかったです。同時に、突然受験生活が終わったことへの戸惑いもありました。最初は勉強しないことに罪悪感があったのですが、今は少しずつ「自由になったんだな」と実感しています。
慶應義塾大学文学部を志望したきっかけを教えてください。
実は、最初から慶應文学部を目指していたわけではありませんでした。
大学をきちんと調べて、どこで何を学びたいのかを考える中で、専攻に分かれて学べる文学部の仕組みに魅力を感じるようになりました。そこから徐々に視野に入ってきて、「ここでなら、自分の興味を深められるかもしれない」と思うようになりました。
なぜ自主応募制による推薦入学者選考で受験しようと考えたのですか?
推薦入試は、途中から選択肢として考え始めました。
文章を書くことはもともと得意で、全国規模のコンクールで入賞した経験もあり、少しずつ条件がそろってきた感覚がありました。
また、一般受験が初本番だと緊張しそうだと思っていたので、経験を積む意味でも受験してみようと考えました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
いわゆる目立つ活動をたくさんしてきたわけではありません。推薦入試でよく聞くようなボランティア活動はしていませんし、部活動も体調の関係で途中でやめました。ただ、学業についてはこつこつと取り組んできました。何かに役立つかもしれないと思いながら、テストにも継続して向き合っていました。長期休みに出される読書感想文のコンクールには毎回しっかり時間をかけて魂を込めて書き、それが入賞につながりました。また、部活動をやめた分時間が空いたので、有志でバンドを組み学園祭で演奏しました。できないことや続けられなかったことはありましたが、その分空いたリソースを別の形でしっかり使えた高校生活だったと思いますし、結果的に推薦入試に出せる材料も多くそろっていきました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
洋々の書類のコマは取っていません。正直かなり大慌てでした。高校3年の初めに慶應に行きたいと決め、推薦かどうかに関係なく、なぜそこで学びたいのかをしっかり考えました。その過程で自分は心理学に興味があるのだと気づき、文学部の中で心理学を専攻したいと思うようになりました。書く内容そのものは高校3年間で考えてきたことの積み重ねが土台になっています。洋々が出版している『採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜』を参考にしながら構成を意識して自分で書き進めました。9月から10月にかけて本格的に着手し、それまでは構想を練る期間という位置づけでした。文章が得意な分、細かい表現にこだわりすぎてしまい、内容を絞ることや本当に言いたいことは何かを見極めることに一番苦労しました。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
基本的な小論文のルールをほとんど知らない状態からのスタートでした。高校3年の8月頃から書き始め、堀江講師の講座を受講しました。とても面白く、ゼロから文章を作り上げる力そのものが評価される試験だと知れたことで安心して取り組めるようになりました。出題傾向に徐々に合わせつつも、自分なりの文章作成スタイルは維持することを意識しました。学校の先生にも添削してもらい、過去問は15年分解きました。
本番当日はいかがでしたか?
問題量が減っている傾向は把握していましたが、「そうだったらラッキー」くらいの気持ちで、課題文が長い年度の過去問にもしっかり取り組んでいました。そのため当日問題が少なかったときは素直にラッキーだと思えました。総合考査Ⅰは手応えがありましたが、総合考査Ⅱは自分が苦手な具体例を出す問題で少し焦りました。ただ、過去問で扱った具体例をそのまま使えたので、それが結果的に良かったのかもしれませんが、不安が残る部分もありました。
入学後の抱負を教えてください。
慶應文学部のカリキュラムは、大学1年次では幅広く授業を取れると聞いていて、そこに惹かれた部分もあります。今は心理学に興味がありますが、それに限らずさまざまな分野の授業を受けて興味の幅を広げたいです。高校時代に楽しかったバンド活動も、機会があれば大学でも続けたいと思っています。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
1対1で向き合える個別指導が良かったです。自分の言いたいことに真摯に向き合ってもらえた感覚があり、文章として書ききれなかったものの頭の中では考えていたことまで含めて受け取ってもらえました。1対1ならではのサポートの密度の濃さを強く感じましたし、講師のアドバイスはどれも納得できるものばかりで説得力があり、積極的に取り入れたいと思いました。その結果、文章力だけでなく考えを言語化する力そのものが伸びたと感じています。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
最初は一般入試しか考えていませんでしたが、推薦という選択肢も良いと思います。ただ、両立してどちらもやるなら、書類は早めに作り始めることが大事だと思います。自分は運が良く直前でも何とか間に合いましたが、かなり焦りましたし大変でした。精神的な部分もとても重要で、推薦が近づくと一般入試のモチベーションを保つのが難しくなることもありましたし、推薦でこのまま決めてしまいたいと思うこともあれば、一般入試の勉強が進まず焦ることもありました。今振り返ると、「この時期はこれに集中する」と決めておけば、もう少し気持ちが落ち着いたのではないかと思います。
ありがとうございました。K.H.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。


