学業での高い成果を活かして附属校からFIT入試に挑戦し、慶應法に見事合格!
「AO入試は楽な入試だと思われることもありますが、決して楽なものではありません」
M.さん
東京都 私立高校
慶應義塾大学 法学部 法律学科 FIT入試A・B両方式 合格
合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
FIT入試ではこれまでの成果を評価していただきたいと思っていたので、それが今回認められてよかったなと思います。
慶應義塾大学法学部を志望したきっかけを教えてください。
父が弁護士で、私も将来法曹関係の職に就きたいという夢をもっていました。私は附属校に在籍しており法学部に進学することもできましたが、学業成績で学年1位をキープできていたことから母から他大学も一度検討してみることを勧められたのがきっかけでした。慶應大学について調べる中で、司法試験の合格率も高く、興味分野について専門性を高められる大学だと考え志望するようになりました。
なぜFIT入試で受験しようと考えたのですか?
高校の学内成績をキープしながら受験したいと考えた際に一般入試よりもFIT入試の方が適していると考えました。また、これまでの取り組みを評価してもらえるのがFIT入試だと思い受験を決めました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
茶華道部で部長を務めてきました。また学外では貧困で十分な教育を受けられない子ども達向けの塾でのボランティア活動を行いました。その他、法曹関係の仕事に就くという夢があるので、弁護士会の企画に参加してきました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
高3の4月ごろから洋々で書類を始めました。弁護士や裁判官になりたいという思いは持っていたものの、それを通じてどんな問題を解決したいのかは不明確だったため、問題意識を明確にすることから始めました。そしてディスカッションを進める中で、私は雇用社会における女性差別や労働問題に関心があることがわかりました。そこからさらに問題点について理解を深め、メンターさんと解決策について話し合いました。また、プロには志望理由書の書き方や構成から指導いただき、法律の専門家の視点から助言をいただきました。
予想外に大変だったことは、現状何が問題で、どういった解決策がとられているのかといった前提知識を得ることでした。それに加え、慶應法学部を理解するための情報収集も行う必要があり、地道な準備の必要性を感じました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
洋々の面接サポートを受講しました。模擬面接では事前に提出した課題の内容からさらに踏み込んだ質問がされ、もっと準備しないといけないと思いました。実際に本番の面接ではそうした質問がされたので、練習をしておいて良かったです。
また自分のこれまでの経験についても、ただ書類に書いた内容を伝えるだけでなく、そこから何を学んだのかなど、さらに踏み込んだ内容を話せるように準備しました。
本番当日はいかがでしたか?
A方式の面接は圧迫面接に近い印象を受けました。提出した課題についての反論から始まり、それについて答えるといった形でした。課題についての質問がほとんどで、個人についての質問は5分くらいでした。面接官の先生方はその場で書類を読んでいる様子で、時間があまりないためか回答を急がせてくる感じでした。
B方式は逆にゆっくりで優しい雰囲気でした。こちらも課題に対する質問がほとんどでしたが、最後は私に対する助言のような形で終わりました。
A方式とB方式でそれぞれ上手くいったところと、そうでなかったところがあり、終わった時は確信が持てず不安が残りました。
入学後の抱負を教えてください。
労働法の授業やゼミを通じて専門性を高めていきたいです。そして目標である司法試験合格に向け、同じ目標を持つ人たちと切磋琢磨していきたいです。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
出願直前期に出願書類作成で行き詰っていた時に、サポート以外の時間でもメールで何度も指導していただいたのが、とてもありがたかったです。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
AO入試は楽な入試だと思われることもありますが、決して楽なものではありません。一般入試とはまた異なる大変さがあります。それでも、これまで一生懸命取り組んできたことがある方や学びたいことがある方はチャンレンジしてみる価値がある入試です。
この経験は将来への糧になると思うので、ぜひみなさん頑張ってください!
ありがとうございました。M.Y.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。