自身の留学経験を活用し、見事慶應義塾大学法学部政治学科に合格!
「出願するときには、これ以上のものはないと思えるぐらいまでのものが出来上がったと思いました。」
Y.T.さん
カナダ公立高校
慶應義塾大学 法学部 政治学科 FIT入試 A方式 合格
合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
本来は来年6月の卒業だったのですが2月に早期卒業できるようになっていたため、今回もし慶應に落ちたら、来年も同じように大学受験することになっていたので、結果が出た時には安心しました。
慶應義塾大学法学部を志望したきっかけを教えてください。
もともと、漠然とですが「大学は早慶に行きたい」という気持ちはありました。帰国生枠のある日本の大学の中では早慶はトップ校でしたし、ネームバリューや、周囲にいる優秀な人々が皆慶應出身だったこともあったため、出願を決めました。海外大学の進学も考えてはいましたが、海外で3年間生活している中で、日本での生活に憧れの気持ちがあったのも理由の一つでした。
なぜFIT入試で受験しようと考えたのですか?
入学者に求められる人物像に自分が当てはまっていると考えたからです。海外経験があること、中学までテニスをしており全国4位に入賞したこと、ボランティア活動をしてきたことなど、自分が行ってきたことを評価してもらえると思いました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
海外の高校に通っていたからには国際交流がしたいと思ったため、まずは人がたくさん集まる場所に参加することを心掛けていました。最初は英語が全くできなかったため苦労しましたが、コミュニケーションを通じて徐々に上達させることができました。また、ボランティアクラブや、学内で留学生が集まりお互いの母国の文化についてプレゼンなどを行うイベントにも参加していました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
出願の半年くらい前から準備を始めました。志望理由書のトピックを決めるのに苦労し、当初は日韓問題について書き進めていたものの、なかなか問題に対する解決策が見つけられなかったため、出願2ヶ月前の7月ごろに移民問題へとテーマを大きく変更しました。プロの方からも紹介があった移民問題について興味を持ち始め、日本における移民問題の現状に関心が出て、また自分が留学しているカナダが移民大国であったこともあり、この新しいテーマが自分に適していると思いました。
書類作成は、1人で書き上げられることは絶対になかったです。メンターの方はとても親身で、書類で日本語が危うい部分を指摘してくださったりしました。また、メンターやプロの方の客観的な視点、専門的な知識をもって疑問をぶつけられたことで、問題への解決策についてなど、当初の自分だけでは絶対に思い付かなかったようなアイデアまで行きつくことができました。
2次選考に向けてどのような準備をしましたか?
洋々では3回、「FIT入試2次対策公開直前演習」を受講しました。正直ICUの二次試験にも受かった自信があり、小論文も自分の意見を述べるだけで、あまり対策が必要はないと思っていたので、受験前の1週間ほどで対策を始めました。とはいえ、内容を要約する際に、口頭でのみ伝えられた問題文にない内容を答案で記述しなければならないなど、FIT入試独自の書き方に苦戦しました。
本番当日はいかがでしたか?
ラフな雰囲気かと思い受験会場に行きましたが、周りの人がとても準備をしていて、会場では同じ塾で固まるなど、自身がずっと海外の感覚でいたこともあり、日本の受験文化にショックを受けました。また、試験が終わった後には、隣で座っていた人々が「出来たわ」と言っていたのを聞いてしまい、自信をなくしてしまいました。
入学後の抱負を教えてください。
海外に行っていたことから日本の生活に憧れがあったので、サークルに入り、人脈を広げるなど、日本での青春を楽しみたいと思います。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
些細な質問でも答えてくれて、不安なく書類作成を進めることができました。書類を出願するときには、これ以上のものはないと思えるぐらいまでのものが出来上がったと思いました。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
自分が思っているよりも、2次試験の準備をしっかりとやることが大事だと思います。
ありがとうございました。Y.T.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。