幼少期からあった政治への興味を突き詰めて、慶應義塾大学法学部政治学科合格!K.T.さん
「担当の方々が非常に優秀で、メンターと対話しながら深掘っていき、その上でプロの方から指摘を受けるという流れが効率的で、無駄がありませんでした。」
K.T.さん
慶應義塾大学法学部政治学科FIT入試A方式 合格
F高校

合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
正直、絶対受かっていないと思っていました。合格発表の前日まで一般入試の勉強を続けていて、心の準備も気持ちの整理もまったくできていませんでした。
合格と画面で見たときも、「嬉しい」というより、ただ文字がそこに存在しているのを見ているだけで、頭がついていきませんでした。現実感が一切なく、「これ本当に自分?」という感じでした。
合格したという実感が湧いてきたのは、一週間くらい経ってからです。周りの人に「おめでとう」と言われたり、少しずつ日常が変わっていったりして、「あ、自分本当に受かったんだ」とやっと思えるようになりました。
慶應義塾大学法学部政治学科を志望したきっかけを教えてください。
中学3年生の頃からずっと慶應に行きたいと思っていました。私は福井に住んでいるのですが、周囲に東京の大学に進学した人が少なく、地方よりもより広い環境で学びたいという思いが強かったです。早慶という名前の強さだけでなく、いろんな背景を持った人が集まる場所に身を置きたいと感じました。
法学部政治学科を選んだのは、小さい頃からニュースを見るのが好きで、政治は多くの分野と隣接しているという感覚がずっと頭のどこかにあったからです。幼稚園の頃の夢が県知事だったらしいのですが、自分でもほとんど覚えていません。ただ、その頃から漠然と政治に興味を持っていたのだと思います。高2の終わり頃、「これまでやってきた活動を活かせるのはここだ」と思い、決めました。
なぜFIT入試A方式で受験しようと考えたのですか?
団体の立ち上げに関わったことや、大会での実績があり、いろんな人との交流を通して得た経験をそのまま評価してもらえる入試方式だと思ったからです。単なる学力だけではなく、行動してきたことを見てほしいと思いました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
友達が代表を務める、福井の魅力を県外に発信する町おこし団体で活動していました。福井の現状を変えたいという友達に誘われ、お祭りやコンサートの開催など、出演者側から運営まで幅広く関わりました。地域を動かしている方々と話す機会が多く、コミュニケーション力が鍛えられました。
さらに、放送部では全国大会に出場し、ドラマやドキュメンタリー制作、取材などに取り組みました。どのように伝えれば相手に届くのかを考え続けた経験は、自分の大きな強みになっています。音声や言葉だけで人柄を伝える力も身につきました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
私は高校3年生の4月終わりに洋々に通い始め、6月くらいから書類の下書きを始めました。それまでの期間は自分のやりたいことを徹底的に深掘りし、内容を何度も修正する作業を続けました。
担当のメンターは、答えを教えるのではなく、「これどう思う?」という問いを投げかけながら、自分の考えを引き出してくれるタイプでした。自分の意見を尊重しつつ、知識面の補強から文章の細かい表現まで、ためらいなく指摘してくれることで、文章力が大きく伸びた実感があります。
テーマは7月頃までは「発展途上国」でしたが、その後WHOの構造改革に視点を移し、さらに遠隔医療にテーマを絞りました。国境なき医師団の活動を見て、世界の医療格差について強く問題意識を持ったことが背景にあります。
8月前半には細かいミスを徹底的に修正し、東京都議会議員だったプロの講師にもチェックしてもらいながら仕上げました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
面接の練習は一次の合否が出てから始めました。一次の合否をまってから本番までの約2週間、週2回のペースで面接練習をしました。その前に政経の勉強を一通り終えておき、知識面は固めた状態で面接に申し込みました。
担当のプロの方には最初の方から「もう受かるよ」と言ってもらえ、質問の答えにも特に指摘がなく、何度も「大丈夫」と言われました。その言葉が自信につながり、落ち着いて本番に臨むことができました。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
プロの講師は厳しかったですが、その分モチベーションにつながりました。大量の教材を提供してもらい、実践的な練習を繰り返す中で、小論文の土台となる考え方や構成力を徹底的に鍛えていきました。
優しく支えてくれつつも、必要なところははっきり指摘してくれるスタイルで、自分の弱点が明確になり、回数を重ねるごとに成長を実感できました。最終的にはしっかりと褒めてもらえたことが、自信につながりました。
本番当日はいかがでしたか?
私は前日から大学近くに前泊しました。事前に一度、慶應まで行って帰るという練習をしておいたので、移動に対する不安はありませんでした。ホテルから会場までも問題なく行けて、その点は落ち着いて臨めました。
ただ、当日になって時計を忘れたことに気づき、ダイソーに買いに走ることになりました。小論文は実践的な内容で少し焦りましたが、うまくできたと思います。結果的には、その焦りも含めて良い経験になったと思います。
入学後の抱負を教えてください。
志望理由書にも書きましたが、将来はWHOや国連の影響力を高める立場に関わりたいと考えています。最終的な目標は外交官として、国際社会で合意形成を主導できる人間になることです。
そのために、大学では留学や研究を通して多様な価値観に触れ、現場での経験を重ねたいと思っています。特に医療格差の問題に強い関心があります。医療格差の解消を軸に、外へ向けて発信し、その目標に向かって、本気で取り組んでいきます。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
洋々は、メンターとプロの二段構えの仕組みがとても優れていると感じました。担当の方々が非常に優秀で、メンターと対話しながら深掘っていき、その上でプロの方から指摘を受けるという流れが効率的で、無駄がありませんでした。面接と小論文の練習が一つの線でつながっていて、すべて計算されている印象でした。
地方に住んでいたため洋々の自習室は使えませんでしたが、それでも十分に効果的な環境でした。事務局の方の対応も早く、どんな質問にも丁寧に答えてくれたので、安心して取り組むことができました。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
総合型選抜は一般入試とは違って、楽しむことが何よりも大事だと思います。自分の興味や関心をとことん突きつめていく中で、やりたいことや強みが自然と見えてきます。結果だけを追うのではなく、準備の過程そのものも楽しんでほしいです。その積み重ねが一番の武器になります。
ありがとうございました。K.T.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。


