忙しい部活の間隙を縫って準備を進め、慶応法学部政治FIT入試合格!
洋々にいなかったら、私はFITを受けていませんでした
埼玉県 私立 R高校 慶応義塾大学法学部政治学科 FIT入試B方式合格 |
合格発表の瞬間について教えて下さい。
母と犬と一緒に家で見ました。当日は、緊張する時間を出来るだけ減らしたいと思って、9時半まで寝ていました(笑)。それまでに、FIT入試以外にもいくつかの学校に挑戦していたのですが、なかなか結果につながらず、FITの発表の直前もダメだったときのことを考えてしまって気持ちが壊れそうだったのです。
合格を確認できた時は、ほっとした、というのが正直なところです。これまで力を注いできた活動もこの一年は思ったような結果が残せていなかったこともあって、ようやく「今年の結果を出せた」という安堵感が先に出たのだと思います。嬉しさは後からきました。
2次選考本番は、どのような感じでしたか。
当日は、リラックスしていたつもりでしたが、振り返ると自分なりに緊張もしていたのだと思います。周りを茶化した目で見る余裕もある一方で、昼食は食べる気になりませんでした。ですが、洋々で知り合った仲間も大勢いたことが、精神的には救いになったと思います。
総合考査は、Ⅱは特に焦ることはなかったのですが、Ⅰがなかなか書くこと思いつかずに、少し焦りました。時間ぎりぎりまで使い切って、後半一気に何とか書いた感じでした。解答用紙が普段の高校で使っているものよりも大きいのに対して、机が小さく、また少し窮屈でした。
面接は、2人とも優しい先生でした。自分がこれまで頑張ってきた活動を中心に聞かれました。私は、自分の番まで2時間くらい待ちました。当たり前ですが、私語、携帯は禁止だったので、若干手持無沙汰でした(笑)。
志望校を志したのはいつ頃でしたか?なぜですか?
私はもともと大学の付属校に通っていたのですが、内部進学した場合は法学部に進みたいと考えていました。しかし、これまで頑張ってきた活動をより頑張りたい、との思いもあり、外部受験を決めました。当初は出願条件を満たすことが出来ないと思ってFITを考えていなかったのですが、洋々で薦められたことで受験を決意しました。自力で進めていたら、FITは受けていなかったと思います。
準備はいつ頃からどのように進めたのでしょうか。
別のAO入試の準備を終えてからFITの書類を作り始めたので、「FITの為の準備」という意味では締切の3週間前くらいでした。もちろんそれまでに考えた道筋も役に立っていますし、文章を書くことに対する苦手意識はすでになかったとはいえ、準備期間はやはり短く、とてもしんどかった。短期間で纏め上げることを手伝ってくれたメンターとプロの方にはとても感謝しています。
洋々のサポートはY. M. さんの役に立ちましたか。
AO入試に関する情報を私はほとんど持っていませんでしたので、入試の情報、受験可能性も含めて教えて貰ったことが、まず何と言ってもありがたかったです。洋々にいなかったら、私はFITを受けていませんでしたから。また、自分の都合に合わせてスケジュールを組んで貰えることも、ほとんど毎日部活に出なければならなかった私にはとてもありがたかった。
また、指導して貰ったメンター・プロの皆さんは、細かいところまで含めて丁寧に向き合って下さいました。書類を作るサポートも、毎回面接を受けているような感覚でした。
改善して貰えるとうれしいのは、自分をサポートしていない別のメンターからのフィードバックを受ける「サードパーティチェック」は、もっと回数があったらよかったのに、とは思います。
これから受験に挑む人へのアドバイスがあれば頂けますか。
自分を客観的に見ることから始めましょう。自分を客観視するのは難しいことかもしれませんが、これをなくしてAO入試の準備は出来ません。
また、文章を書く練習を早めにやっておいた方がいいと思います。どんなに話すことが得意な人でも、自分の考えを文章で表現する時には別のチカラが求められます。ほとんどの高校生は、文章を書くことに慣れていませんし、夏休みなど長期休暇で課される作文の宿題もおざなりにやっている人が多いのではないかと思います。ですが、100の実力を持っていてもそれを文章で50%しか表現できないと、実力は60でもそれを90%表現できる人に勝てません。2,000字という字数は実は多くありません。一文字、一文字に魂を込め、2,000字でいかに10,000字のパワーを出すか、を考えてもらいたいと思います。
ぜひ頑張って下さい!
有り難うございました。Y. M. さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。