理系の知識を活かした知財の専門家を目指し、FIT入試A方式で慶應法学部見事合格
洋々の直前講座はとても役に立ちました。行っておいてよかったと思います。
東京都私立玉川学園高等部 慶應義塾大学法学部法律学科FIT入試A方式合格 |
慶應法学部を目指したきっかけを教えてください。
元々一般入試で早稲田の商学部を目指していたのですが、学校の三者面談でAOの話が出て、興味を持つようになりました。6月の終わりごろだったと思います。そのときに慶應の法学部でFIT入試をやっていることを知り、法学部も商学部と同じくらい興味があったので、挑戦してみることにしました。
書類の準備はどのように行いましたか?
僕は元々理系で、高校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けていることもあり、研究者や大学の教授と話す機会が多くありました。その中で、研究者の知的財産権を守り、日本の産業の発展に寄与したいという思いが芽生え、そのことを志望理由書に書きました。初めはそこまで深く考えていず、志望理由書を書くために考えたようなところもありますが、書いていくうちに、自分の考えが固まり、本気で実現したいと思うようになりました。6月頃から、志望理由書の構想を考え始め、一般入試の勉強をしながら作成を進めました。提出期限前の2週間は一般入試の勉強を一旦止めて書類の作成に集中しました。父のアドバイスをもらいながら何度も推敲し完成させました。書類の作成は大変でしたが、文章を書くことが苦手ではないので、そこまで苦にはなりませんでした。知財関連の本をたくさん読むいい機会にもなりました。
A方式の模擬講義・論述はどのように準備しましたか?
洋々の直前講座に参加した以外は、朝日キーワードをぱらぱらとめくって読んだ程度です。2分間のプレゼンは何度も自分で練習しました。洋々の直前講座はとても役に立ちました。行っておいてよかったと思います。洋々で論述試験の回答をしたときは問題文をしっかり読まずに回答してそこを指摘されたので、本番ではよく気をつけました。グループ討論では、自分の場合、ついぺらぺら喋りすぎてしまいがちなのですが、洋々のプロからアドバイスをもらい本番では適切に話すことができたと思います。
二次試験本番はどのような感じでしたか?
模擬講義はわかりやすくよく理解できました。今回のテーマは一般入試の政治経済の勉強が役立つ内容でした。論述はまずまずの出来だったと思います。
グループ討論では正直あまりいい議論はできませんでした。僕自身も前半はあまり発言できませんでした。ただ、後半は盛り返し、たくさん発言することができました。終わった時点では合格でも不合格でもおかしくないと思っていました。同じグループの人は予備校で習ったのか、議論の軌道修正をするなどの「スキル」を使っている感じでした。ただ、それが見え見えだとマイナス評価になるのではないかなと自分は思っていました。
FIT入試受験を振り返ってみての感想は?
いろいろ調べながら将来のことを本気で考えるいい機会でした。合否に関わらず受けてよかったと思います。出願直前の2週間や合格発表の前は一般入試の勉強はできませんでしたが、それで特に成績が落ちたわけでもなく、そこまで一般入試に影響があったとも思いません
最後に今後の受験生へのアドバイスをお願いします。
FIT入試の二次試験は、上の方はそこまで差がつかないのではないかと思います。なので目立つことやいい文章を書くことが大事なのではなくて、ミスをしないで当たり前のことをすることが大事だと思います。それから急に思い立ってのAO受験は難しいと思います。僕がAO入試を受けようと思ったのは6月でしたが、それまでにいろいろ課外活動を行っていてそれを書類に書くことができました。AOのために行ったわけではありませんが、それがなかったら難しかったと思います。今、高1、高2でAOの受験を考えている人は今からいろいろなことにチャレンジしておくとよいと思います。
どうも有り難うございました。今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。