「良い不登校になりなさい」という言葉を胸に慶應大学環境情報学部 9月AO入試に見事合格!
「メンターに自分の経験をシェアすることで自分を客観視でき、自分一人では考えられなかったことを考えることができました。」
岡田航汰さん
高卒認定試験
慶應義塾大学 環境情報学部 AO入試9月入学 合格
合格発表の瞬間はいかがでしたか?
「いや~よかったな」という感じです(笑)。 普段は早起きなのですが、朝11時の合格発表までの待ち時間が嫌だったので、前日は夜更かしして起きたら合否が出ている様にしました。合格していてよかったです!
慶應SFCを目指したきっかけは?
私は不登校だったのですが、不登校になってから都内での色々な活動に参加していました。そこで出会ったSFCの方が魅力的でSFCに興味を持つようになりました。調べていくうちに自分の好きな事を専攻できることが分かり、ここで自分のやりたい事を突き詰めていけばこれまでにないことができるのではないかと考え、目指しました。
出願書類はどのように準備しましたか?
洋々で準備を始めていきました。まずは研究会や授業のシラバスを眺めながら、自分の好きなことと照らし合わせて、自分なりに4年間の学びを設計していきました。
洋々のサポートはいかがでしたか?
担当メンターの方はとても活躍されている方で、最初はすごい人がついちゃったなと思いました(笑)。 アドバイスもすごく的確で、私の経験にも寄り添いながらアドバイスをくれ、一人でやるよりとても考えやすかったです。メンターに自分の経験をシェアすることで自分を客観視でき、自分一人では考えられなかったことを考えることができました。
また、担当メンター以外の方から志望理由書に対してコメントをもらえる仕組みがあり、そこでは核心をついたアドバイスをもらえました。
一番初めに書いた志望理由書と最終的に出来上がった志望理由書を比べると、完成度の高さは一目瞭然でした。自分一人ではここまでやることはできなかったと思います。
面接はどのような準備をしましたか?
初回はスカイプで行いましたが、あとは渋谷本校に来て模擬面接を行ってもらいました。今思えば洋々の面接が一番厳しかったです(笑)。 当日が「こんなものか」と思えたほどだったので。別の部屋では厳しかったのかもしれませんが、たとえ圧迫面接だったとしても大丈夫だったと思います。
本番当日はいかがでしたか?
当日は緊張せず臨めました。面接の初めに面接官の先生から「堅い面接じゃないよ」と言われ、実際和やかだったのですが、その中にも筋が通っているという感じでした。核心をしっかりと聞いてくる質問が多かったです。30分程度と聞いていましたが、実際はそれほど長くありませんでした。
不登校の経験からの受験でしたが、いかがでしたか?
もともと通っていた高校の私の代では早慶に行っている人が1人もいなくて、挑戦を決意するまでは合格できるのかは正直不安でした。でもむしろ学校から離れ、東京で活動してきたなかで直接SFC生の方のお話を聞き、自分に合っているのではないかと思うようになりました。
不登校後は様々な活動をしてきたということでしたが、どのようなことに取り組んできましたか?
今の高校生を初めとする子供たちの多くが学校では先生、家庭では親という様に価値観の形成に影響を与える場所が学校か家庭しかないと考えており、それ以外の価値観を築ける第3の場を作ろうということを考え、これまでに高校生のためのイベントチームや不登校のためのコミュニティなどを作り、第3の場づくりを実践してきました。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
私の場合「価値観」という形のないものがテーマだったので、1次選考が通るかも不安だったのですが、自分の経験を軸に考えられていれば評価されるんだと思いました。AO入試では、これなら良くて、こればダメというのは無いのだと思います。
私にとってAO入試はぴったりだったのだと思います。学校からは離れていたけど、不登校時代の担当医に言われた「いい不登校になりなさい」という言葉を胸に活動してきた内容を評価してくれました。そういう経験がある人ならば挑戦してみる価値はあるではないでしょうか。
高卒認定試験からの受験というのも正直不安だったのですが、実際に合格することができました。また、9月入学は帰国生枠と思われがちですが、私は国際交流などグローバルな活動はしてきませんでした。自分なりに考えて動いてきた経験をしっかりと評価してくれる場だと思います。
ありがとうございました。岡田さんのこれからのご活躍を、洋々一同、心からお祈りしています!