絶対にSFCで学びたいという思いを伝え、慶應SFC総合政策学部AO入試に見事合格!
「大事なのは知識、経験があることではなく、学ぶ意志を伝えることです。」
野原 千乃さん
東京都 私立東京女学館高校
慶應義塾大学 総合政策学部 AO入試C方式 合格
合格おめでとうございます!合格発表の瞬間はいかがでしたか?
「よっしゃー!」と思いました(笑)。自分の思いや、やる気をダイレクトに伝えられるAO入試で受け入れてもらえること、すなわち両想いで入学できることが私のなかで重要だったので、嬉しかったです。
きっかけについて
慶應義塾大学総合政策学部(以下、SFC)を志望したきっかけを教えてください。
SFC未来構想キャンプに参加したことがきっかけです。キャンパスで1日を過ごしてみて、「大学ってこんなに楽しいところなんだ」と思いました。教授が学生と同じくらいワクワクしながら授業をしているのが新鮮でした。
井庭先生はSFCの学びをクリエイティブラーニングと言っていて、教授と生徒が話し合って、「何を学ぶのか」という部分からつくっていくとおっしゃっていました。移り変わりの早い現代ではそうした時代に合わせて変化していく学びが必要なのだと感じました。そしてそれ以来、第2志望がないくらいSFCに行きたいという思いが強くなりました。
未来構想キャンプにはどうして参加したのですか?
実は未来構想キャンプの存在を知ったのは、高2の春に洋々の個別相談に参加した時でした。その時はまだはっきりとSFCを受験するとは決めていなかったので、「未来構想キャンプ、なんだそれは?」くらいの認識でしたが、話を聞いてぜひ参加したいと思い、その年の未来構想キャンプに参加しました。
より具体的な志望理由についても教えてください。
私は新品の服が大量に廃棄されている現状を変えるためのファッションブランドをつくりたいと考えています。これを実現するためには経済学や経営学、デザイン、世間の動向などの学びが必要なため、専門を最初から絞ることはできませんでした。
SFCは最初から分野を絞る必要がなく、幅広く学びつつ、必要性を見極めたうえで専門分野を決めていける点に魅力を感じました。そして、そうした目標の実現を支えてくださる教授がいて、強い使命感をもって若い人を後押ししている情熱に惹かれました。
また、集まってくる仲間がみんなすごく向上心があり、こうした環境に身を置くことは自分の視野を広げるうえで重要だと考え志望しました。
出願書類作成と2次選考対策
出願書類はどのように準備をしましたか?
高3の春から洋々の書類サポートを受講し始めました。まだ留学中だったため、最初は留学先からスカイプでの受講となりました。
洋々では最後まで私が何をしたいのかを大事にしてくださる一方で、自分では見えていない点についてサポートしてくださり、私の個性をしっかり引き出してくれたと感じています。
いろいろな人から様々な意見を言われ過ぎてしまうと、逆にどうしていいか分からなくなってしまうということもよく聞きますが、洋々は担当メンターさんとのつながりが濃いのでそうした心配はありませんでした。一方で、プロによる同席サポートやサードパーティーチェックなどの仕組みがあり、客観性や多様性、大人の視点をしっかり確保できているので偏ることなく考えることができました。
サポートの中では「痛いところをついてくるなー」と思うような指摘もありましたが、指摘された点は全てリストアップして改善を重ねていきました。常に全力でサポートいただいたので約2時間のサポートの密度がとても濃く、それに応えるために私も中途半端にせず、しっかりと準備してサポートに臨みました。本当に感謝です。
特に印象的だったことはありますか?
メンターさんに何度も言われたのは、宿題だけをやってくるのはまだ受け身であり、宿題以上のこと、必要と思うことをどんどんやることがAO入試生には求められるということです。この言葉に鼓舞されました。メンターさんが一緒に戦ってくれている感覚で、心強かったです。納得いくまで志望理由書を書くことができました。
面接に向けてはどのような準備をしましたか?
洋々のプロによる面接サポートを受講しました。最初に結論を言う、簡潔に伝える、といった基本的なことの徹底から、自分一人では気づくことができない内容面まで指導いただきました。
また、出願から約2ヵ月経っている志望理由書に固執しすぎなくてもいい、というアドバイスは自分のなかで大きく、どんどん本を読んだり、話を聞いたりというアクションにつながっていきました。出願後も最後まで進化することができました。
試験当日の様子
本番当日はいかがでしたか?
ずーっと緊張と戦っていました。4時間ほど待ちましたが、面接サポートで言われたことを思い出しながら過ごしました。
よくSFCは圧迫面接と聞きますが、私の担当は圧迫感なく、準備してきた成果もあり、実自信をもって挑むことができました。初めに併願状況を聞かれましたが、自信をもってSFC以外考えていないことを伝えました。
会話の6割は私のやりたいことについて、残り4割はどうしてSFCなのかについてでした。SFCを選んだ理由については問題なく答えられましたが、第1志望かどうかはかなりしっかり確かめられました。SFCについてちゃんと理解しているのか、入学後がんばってくれるのかという点を知りたがっているようでした。でも面接で聞かれたことの9割は洋々でも聞かれたことなので、落ち着いて答えることができました。
面接では質問に対する切り返し方、対応力もしっかり見ているなと思いました。しかし、背伸びするよりも自分の気持ちや率直な気持ちを伝える方が自分のことを分かってもらえるし、教授もそこをみたいのだと考え、飾らず、分からないことは分からないと言おうというスタンスで答えていきました。
見事合格されましたが、洋々のサポート全体を振り返っての感想を教えてください。
AO入試では「君の夢はなに?」という質問がベースにあり、それについて考えるのが楽しく、志望理由書を書く過程もワクワクしていました。洋々のサポートは自分を見直し、問う重要な時間であり、本当に楽しかったです
受験生へのアドバイス
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
自分はどうしてSFCに魅かれたのか、最後までそのきっかけを忘れないで欲しいと思います。格好つけたり、知らないことをうわべで言ったりする必要ありません。分からない事は分からない、だから学ぶ余地があることを伝えればいいと思います。
AO入試では自分は何者なのか、何をしたいのかがすごく問われます。洋々は塾というより、自分がもっと輝くために何をしたらいいのか、それを考える場だと思っていました。SFCについてよく知ることに加え、自分のことも分からないなりに明確にしていく、この2つを行っていければ大丈夫です。
大事なのは知識、経験があることではなく、学ぶ意志を伝えることです。SFCに通ってワクワクしている自分を想像してがんばってください!
どうも有り難うございました。野原さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。