限られた準備期間でも洋々のプロと二人三脚で、マカレスター大学(米国)に見事合格!
「洋々のメールシステムを通じてエッセイを見てもらったり、SATの練習問題を解いて一緒に対策を考えていただいたりと手厚いサポートでした。」
渡邊 裕友さん
東京都 私立高校卒業
【 合格校 】
マカレスター大学(米)
ベロイト大学(米)
オハイオウェズリアン大学(米)
オーバリン大学(米)
上智大学総合人間科学部社会学科 海外就学経験者(帰国生)入試
合格おめでとうございます!まずは最終的に合格した大学を教えてください。
日本では上智大学総合人間科学部社会学科。アメリカではベロイト大学、オハイオウェズリアン大学、オーバリン大学、マカレスター大学の5校から合格をいただきました。
最終的にはどの大学への進学を決めましたか?
マカレスター大学です。
海外大学を志望したきっかけを教えてください。
当初は国内大学のAO入試を中心に考えていました。しかし、もともと中学3年間はアメリカにおり、高校2年生次には南米に留学していたこと、それに加え将来のやりたい事について洋々のプロとディスカッションしていくなかで、海外大学という選択肢があることも教えてもらい考え始めました。
では具体的に海外大学の受験を考え始めたのはいつからだったのですか?
3年生の夏休みでした。しかし、9月までは国内大学の帰国生入試の準備をし、それから海外大学の準備に切り替えていきました。
高校では主にどんなことをしてきましたか?
1年生のときは部活を思い切りやっていました。陸上部に所属し、1年生の2学期まではほとんど毎日部活の生活でした。1年生の3学期から南米に1年間留学しました。
高校生で南米への留学というのは珍しいと思いますが。
アメリカに住んでいた時、メキシコに行った経験が影響しています。それまではそれなりに勉強して、それなりにいい学校に行って、それなりにいい仕事に就いてというのが唯一の人生だと思っていたところ、ボランティアでメキシコに行きました。本来は学校に通えない子どもたちや車椅子を買えない高齢者の方たちに物資を届けるというものだったのですが、実際に行ってみたら、貧しいのにも関わらず、幸せそうに私たちを受け入れてくれたことにとても感動しました。そして、自分が今の恵まれた環境にいるだけでは何も知ることはできないと思い、自分がそうした環境に飛び込んでみたいと思い南米への留学を決めました。
南米での留学生活はいかがでしたか?
実際に行ってみたらふんだりけったりでしたが(笑)、今となってはとても良い経験ができたと思います。本当に田舎の町に行っていたので、1日2食しか食べられなかったり、みんな馬で学校に通っていたり、週末に牛を絞めて食べたりといった暮らしをしていました。でもすごく楽しかったです。
話は戻りますが、アメリカの大学入試ではどういった書類や科目が必要でしたか?
基本的にはアメリカの大学すべてに共通してCommon Applicationという大学出願専用のプラットフォームがあります。そこに学校の先生の協力を得て在学中の成績表であったり、日本のセンター試験のようなSATの成績であったり、自己紹介のエッセイであったりという書類をすべてアップロードして一括で志望校に送るという形になっています。ただ大学によっては300~400語程度の志望理由書や、中には「あなたにとっての幸せとは何ですか?」「この文を読んであなたの考えることを書きなさい。」といったトリッキーな質問を課してくる大学もあります。
マカレスター大学の場合は300語で「あなたがマカレスター大学のコミュニティにどのようにして貢献できるかを答えなさい。」というものでした。
またマカレスター大学はいわゆる2次試験はありませんでした。一部の大きな総合大学などでは卒業生が日本にいることがあるので、その人たちとカフェなどでアンオフィシャルな形で「なぜあなたはこの大学を志望しているのですか?」といったことを聞かれることはありました。どの大学の人にも言われたのは、自分たちは大学職員ではないので、ネガティブなことは伝えないし、もし紙のアプリケーションで伝えられない事があったら私たちに伝えて欲しいということでした。
洋々ではどんな準備を行いましたか?
基本的には2点で、まずはSAT対策。英語と数学に慣れるまでに時間がかかるので、プロと一緒に問題を解いたり、英語の長文に慣れたりというサポートをしていただきました。
2つ目の方の比重が重いのですが、エッセイを書き添削をしていただきました。
準備のポイントはありましたか?
海外大進学希望者はどこの塾でもSAT、TOEFLを頑張りなさいと言われるとは思います。それは日本だけでなく、世界中どこの留学希望者も頑張っていると思います。
ただ、差が出るのはやはりエッセイです。今まで自分がどうやって生きてきたか、どういう高校生活を過ごしてきたか、これからどういう大学生活を送りたいかなど、本当に差別化ができるのはエッセイだと思うので、洋々ではそれを実際に言葉にする過程をサポートいただきました。
全体的に洋々のサポートはいかがでしたか?
サポートの時間以外でも、メンターやプロの方と洋々のメールシステムを通じてエッセイを見てもらったり、SATの練習問題を解いて一緒に対策を考えていただいたりと手厚いサポートでした。
大学からの奨学金も獲得したということでしたが。
学費の6割の奨学金をいただけることになりました。
奨学金を獲得するための基準はありましたか?
奨学金は基本的にニードベースとメリットベースというものがあって、ニードベースはその大学に行くためにその学生の家庭がこれくらいしか払えないというのを大学側が考慮してくれ、ローンもしくは給付という形で大学から出してもらえるものですが、これは基本的に国内生向けの制度となります。
そのため留学生が目指すとすればいわゆるメリットベースという奨学金になります。これは学校の成績であったり、学校外の活動であったりで抜きん出た何かを持っている学生に対して多く与えられています。
私がマカレスター大学に出願した際には奨学金のための出願はしませんでした。大学側が合格者の中から奨学金の趣旨に沿った学生にそれぞれ渡すという形になっています。私は高校生活の多くの時間を途上国で過ごしたこともあり、著名な卒業生である元国連事務総長であり、ノーベル平和賞受賞者でもあるガーナ出身のコフィー・アナン氏の財団から奨学金をいただくことになりました。
外部の奨学金などはこちらから申請をする必要があります。
マカレスター大学は全米の中でもっとも留学生に対して奨学金を出している大学のひとつでもあります。米国の大学を見た時に留学生に対して多額の奨学金を出すことは少なく、それを狙って出願したという経緯があります。
大きな奨学金を獲得できた理由はありますか?
アメリカの大学に出願できる人というのは世界的に見ても恵まれた人だと思うのですが、その中でアジアの日本からアフリカや南米に行っている学生はいなかったであろうし、それが評価されたと思うので、何か人とは違う抜きん出たところがあることが奨学金につながったのではないかと推測しています。
大学ではどんなことをやりたいですか?
マカレスター大学はリベラルアーツの大学なので、3年生まで専攻は決めなくていいことになっています。私自身まだこれを専攻したいというものが決まっていません。
私が大学で一番求めているものはやはり自分が刺激を受けられる人たちに出会うことです。どういうことかというと、これまで日本の高校に通っていて、南米やアフリカに行ったというとそれだけで「すごい」という事になってしまうのですが、私はもっと南米やアフリカだけでなく、色々な国から来た人、行った事のある人、それが当たり前である環境に身を置きたかったです。かつ、これから何ができるかなということを考えていきたいと思います。
これから米国の大学を目指す方へのアドバイスをお願いします。
先ほどと重なりますが、TOEFL、SAT対策を頑張る人は多くいると思いますが、それにプラスアルファで違いを出せるとすればやはりエッセイだと思います。
エッセイというのはこれまでどう生きてきたか、なぜ自分がユニークなのかをしっかり説明しなくてはいけません。自分がどういう人なのか、どういう事をしたいのかを考える事に時間を使い、何かあれば行動を起こすこともテストを頑張るのと同じくらい、もしくはそれ以上に大事なんじゃないかと私は思います。
あとは、海外大学を目指すならぜひ洋々で。おすすめします!
どうも有り難うございました。渡邊さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。