震災の記憶を後世に残したいという思いから公募推薦を受験し、上智大学文学部国文学科に合格!
「志望理由として国文学科と震災を結びつけて説明するのが難しく、最後まで悩みましたが、最終的には自信をもって出願することができました。」
K.M.さん(イニシャル表記)
神奈川県 私立T高校
上智大学 文学部 国文学科 公募推薦入試 合格
合格おめでとうございます!合格発表の瞬間はいかがでしたか?
学校で友達と見ました。合格と分かった時にはみんな喜んでくれました。
上智大学文学部国文学科を目指したきっかけについて
上智大学文学部国文学科を公募推薦入試で受験したきっかけを教えてください。
友達が慶應法学部のFIT入試に合格したことを知り、推薦系の入試に興味を持ちました。
それまでは一般入試を目指して準備していましたが、入試を早めに終わらせることができるならと公募推薦入試の受験を決意しました。
高校時代は何に取り組んできましたか?
部活を真剣にやってきて、3年生の夏まではほぼ毎日部活という感じでした。
志望理由を簡単に教えてください。
小学校4年生の時に起きた東日本大震災で、私は福島県で被災しました。私はその経験を何らかの形で残したいと感じ、文章に興味をもちました。
そうしたなかで「方丈記」という古典に災害の記録があることを知り、国文学について研究したいと考え、上智大学文学部国文学を志望しました。
出願書類と小論文の対策について
出願書類はどのように準備しましたか?
受験を決め手から出願締切まで1ヶ月ちょっとしかなく、10月いっぱいは書類の作成に時間を割きました。
出願書類は主に自己推薦書と課題レポートで、特に課題レポートは古典と近代の作品を読み、それぞれ2000字で論文を書くというものでした。
初めは自力でやって、ある程度書けたときに洋々の講座を受講しました。自分なりに書いてみたものの、「果たしてこれでいいのだろうか」という疑問が出てきた段階で洋々のプロに添削いただきました。
サポートではプロから修正すべき箇所について指摘いただき、その後、何度も直して、OKが出るまで見ていただきました。志望理由として国文学科と震災を結びつけて説明するのが難しく、最後まで悩みましたが、最終的には自信をもって出願することができました。
小論文の対策はどのように行いましたか?
小論文を書いたことがなかったので、洋々で小論文単科コースを受講しました。
過去問演習を行い、答案に対して添削と解説、アドバイスをいただきました。自分でも1日1題くらいのペースで解いていきました。
洋々では基本的な部分から教えていただき、書き方の型のパターンをいくつか教えてもらい、それを組み合わせることで書くことができるようになりました。小論文をどんな風に書けばいいのかが分かったのが大きかったです。
試験当日について
本番当日はいかがでしたか?
小論文は落ち着いて臨むことができました。練習通りか、それ以上のパフォーマンスを出すことができたと思います。
面接は圧迫だと聞いていたのですが、拍子抜けするくらいフレンドリーで逆に焦りました。
しかし、和やかな雰囲気の中でも嫌なところを突いてくるような質問はありました。
面接を終えて帰る時は、面接で言いたいことが言い切れなかったという後悔が残ったものの、難しいと言われる上智大学の国文学科の小論文で自信のある答案を提出できたので、きっと大丈夫だろうと思えました。
見事合格されましたが、入学後の抱負を教えてください。
文学部国文学科では自分の時間を多くとれるのではないかと思います。そこで文学の研究はもちろん、様々な経験をしていきたいです。
受験生へのアドバイス
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
小論文では高い国語力が求められますが、本番は気負うことなく、リラックスして臨んで欲しいと思います。難しいと感じるものはみんなも難しいと感じていると思います。
あとは、国文学科の分野において何か一つ深い知識を持つ、得意分野をつくっておくことをお勧めします。それがあることで、どんなテーマがきてもその分野をもとに話を展開できるので、自分の強みになると思います。
どうも有り難うございました。K.M.さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。