時間をかけて大学で学びたいことを模索!見事推薦入試で上智大学経済学部に合格!
「最初はこれといってやりたいこともなく、推薦入試そのものも理解できていなかったので、なかなか思い通りに文章を書くことができませんでした。」
K.Y.さん
東京都私立成城高校
上智大学 経済学部 経営学科 推薦入学試験(公募制) 合格
合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
正直まだ実感が湧いていませんが、まずは一安心しています。もちろん受かったら良いなと思って受けていましたが、入試に取り組んでいた時は不安もあり、あまり自分に自信がありませんでした。結果合格することができて、今までの不安が一気になくなって清々しい気持ちです。
上智大学経済学部経営学科を志望したきっかけを教えてください。
高校の部活の親しい先輩が上智で勉強しており、実際にオープンキャンパスへ行った時に学年や留学生との間にボーダーがない雰囲気に惹かれて志望を決めました。いろんなルーツをもつ学生がフランクにコミュニケーションを取っている様子に憧れました。また人間関係だけでなく、学部間の壁もなく、様々な学部の授業を横断しながら学べるカリキュラムもあって、自分のやりたいことを率先してやれる環境が整っていると思いました。
なぜ公募推薦入試で受験しようと考えたのですか?
学校での成績が公募推薦を受ける資格を満たしていたことと、英検があったことがきっかけです。受ける資格があるなら、手段を増やしたいと思いました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
充実した高校時代でした。小学2年生の頃から水泳をやっており、それを続けながら勉強したり、友達と遊びに行ったりしていました。また学校の学園祭で男子ならではの出し物をしたのは楽しい思い出ですし、部活では全国大会を目指して頑張っていました。最後の試合はコロナで中止なってしまい残念でしたが、最近は受験も終わって水泳の練習も再開しています。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
5月ごろから出願書類を念頭に置いてサポートを始めました。本腰を入れて志望理由書を書き始めたのは夏休みごろからだったと思います。紆余曲折して、書きたいテーマが何度も変わりました。最初はこれといってやりたいこともなく、推薦入試そのものも理解できていなかったので、なかなか思い通りに文章を書くことができませんでした。新聞を読んで興味があるテーマを探したり、GMの方と話をしたり、どうにか自分の気になることを探す作業を重ね、出願の1ヶ月前くらいにやっとしっくりくるテーマに出会うことができました。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
上智大学のこれまでの過去問をもらって、まず自分で解き、サポートでフィードバックをもらうことを繰り返しました。課題文の内容がぴったり自分に合ったときにはスラスラ書けるのですが、テーマによってはなかなか進まないものもあり、苦手意識がありました。上智大学の過去問の傾向も様々で、それらを解いてスタイルを身につける練習をしました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
自分が聞かれたら戸惑ってしまう質問や、志望理由について詳しく話をする練習をしました。そのあとは、模擬面接を通して流れを掴み、突っ込んだ質問や、これまでに答えられなかった質問、意地悪な質問などについて、プロの方と話をし自分なりの軸を作れるよう練習を重ねました。これをしたことで、心のゆとりを持てるようになりました。それでも上智の教授はエッジの効いた質問をすると言われていたので不安もありましたが、最終的には言われて嫌な質問こそ答えられるよう準備を整えることができたと思います。
本番当日はいかがでしたか?
小論文はこれまでのスタイルと全く異なるタイプの文章で、最初見た時は少し焦りましたが、一般入試へ向けた勉強もしていたので、その知識が役に立ちました。大問の数も増えていて、時間配分に気をつけながら、ペースアップして文章を書きました。
面接では思ったほどの鋭い質問はなく、それが逆に気がかりでした。自分にとっては深いとは感じない質問がほとんどだったので、質問されたことに対しては最低限返したつもりではいましたが、伝えたいことを全て伝えることができなかった感覚もあり、それが少し心残りでした。
入学後の抱負を教えてください。
これまで続けてきた水泳を大学でも続け、インカレを目指したいです。部活だけでなく文武両道で取り組みたいです。学問においては、自分で考えてきた研究テーマを深めたいですし、チャンスがあれば留学をしたいとも思っているので、留学生と交流できるサークルにも入りたいです。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
自分を担当してくださるメンター以外にも話を聞いてくれるメンターがいることが心強かったです。自習室があり、行ってみるといろんなメンターが自分のテーマについてアドバイスしてくださるので勉強になりました。受験期間中はとにかく自習室に通いつめてコミュニケーションをとるようにしていました。
また、定期的に開催されるバトルロイヤルというイベントがあり、積極的に参加しました。自分のテーマをたくさんの人に聞いてもらうことで、客観的な意見をもらい分析できるようになったと思います。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
私は、推薦入試は高校時代に何か凄いことやってないと受験できないようなイメージを持っていましたが、実際に受験をしてみてそれは全くの誤解であるとわかりました。確かになにかアピールできることがあればプラスになりますが、それよりも自分が何を学んできたのか、志望する大学で何を学びたいのかを突き詰めて考えることが大事です。もし行きたい大学があるなら、推薦入試は受けるべきだと思います。
どうもありがとうございました。K.Y.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。