早期から公募推薦を意識、自分の経験を見つめ直し上智大学総合人間科学部社会福祉学科に合格!
「これまでの人生を振り返って気づくこともあり、そこから見つけられたことが、本当に根拠を持って言えることなんじゃないかと思います。」
T.N.さん
実践女子学園高等学校
上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科 推薦入学試験 (公募制) 合格
合格おめでとうございます!今の気持ちを教えてください。
洋々に来た高校2年生の終わり頃の自分に「上智受かったよ」と伝えたら、きっと「まさか!」とびっくりするだろうと思います。私にとって上智大学はそのくらい憧れの大学だったので、合格できてすごく嬉しいです。
上智大学総合人間科学部社会福祉学科を志望したきっかけを教えてください。
高校2年生のとき、受験に向けて色々な大学の学園祭を見に行ったのですが、その中でも一番学生生活が想像できたのが上智大学でした。そこで憧れの気持ちを抱き、上智大学に惹かれていきました。またソフィアジャージが着たかった、というのも大きかったです(笑)。
なぜ公募推薦入試で受験しようと考えたのですか?
私の高校は、指定校推薦で進学先を決める人が多かったのですが、私は、勉強を頑張って、上智大学に行きたいと思い、高校1年生の頃から一般入試の勉強をしていました。ですが、このまま一般選抜だけでは厳しいかもしれないと思い、合格できるチャンスを増やすべく公募推薦入試を受験することを決め、高校2年生の終わりに洋々に入塾しました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
高校では箏曲部の部長を務めながら、一般選抜の勉強を続けていました。周りの友だちは、指定校推薦で進学を考えている様子だったので、その中で勉強をコツコツやっていくのはちょっと大変だな、と思う時期もありました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
高校3年生の6月くらいから準備を始めて、まずは別の大学の書類を作っていました。その書類を作っていく中で、当初受けようとしていた学部より、自分の経験や関心的にも、根拠を持って主張できそうだという学部が別に見つかり、その学部の方が自分に合うのではないか?と思い、最終的には学部を変更しました。
洋々のサポートでは、現役の上智大学社会学部社会学科の方にメンターになっていただきました。知識がとても深く、一緒にアイデアを出してくださったり、言いたいことをまとめる手伝いをしてくださったり、拙い私の思いを汲み取って要約してくださったりしました。親身に相談に乗っていただけたので、とても感謝しています。
小論文に向けてどのような準備をしましたか?
社会福祉学科は基本的に例年出題傾向が決まっており、過去問が参考にしやすいのが特徴です。試験の傾向が掴みやすそうだと思ったことも上智大学を選んだ理由の一つでした。
筆記試験の過去問は高校3年生の4月から取組みはじめ、洋々のサポートでは、月2回のペースで合計8年分の過去問を解きました。自主学習も含めたら、最終的には2000年代の公募推薦入試のものは全て解き、帰国生、カトリック推薦入試の過去問も5年分ずつ解いたので、合計30年分くらいの量をやりました。
カトリック推薦の問題は、キリスト教の精神など、自分自身がこれまであまり触れてこなかった部分が多かったため、ためになりました。本番では帰国生入試の過去問で見たことがある内容に近いものが出題されたので、頑張って手広くたくさん解いておいて良かったと感じました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
実は洋々では面接サポートは受講しませんでした。というのも、社会福祉学科は上智大学の中で唯一、プレゼンテーションのある入試です。現在の大学4年生の世代から新しく追加されました。なので、その入試を経験している現役の上智大学の学生の方に個人的に教えていただきました。
本番当日はいかがでしたか?
本当は9時半に集合しなくてはいけなかったのですが、すごく小さい文字で書かれていたのでそれを見逃してしまい、集合時間に遅れてしまいました。でも逆にそれで吹っ切れたというか、緊張感がうまくほぐれて、そのままの「やってやろう」という気持ちで、良い勢いでやり切ることができたのでよかったです。
面接プレゼン試験は10分程度で、課題レポートの内容をまとめて、グラフを作成したりしました。
入学後の抱負を教えてください。
文化祭がきっかけで上智大学に惹かれたので、文化祭実行員はやってみたいな、と思っています。また上智大学には箏曲部もあるので続けたいですね。
勉強面では実習が楽しみです。医療ソーシャルワーカーや区役所など、実際の現場に行きながら、学び続けていきたいなと思っています。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
実は、最初はワールドカフェなどのイベントがちょっと苦手なイメージがあって(笑)
合わないかもなと思った時もあったのですが、入ってみると個別に親身に向き合ってくださり、自分自身と向き合える環境だったのがとても良かったです。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
社会福祉学科を受験する人は、高校時代に何か特別な活動をしてきた、という人が多かったのですが、私はそういうわけでもなく、経験などのきっかけをベースに書類を作成していったので、「活動がすべてじゃない」と改めて思いました。これまでの人生を振り返って気づくこともあって、そこから見つけられたことが、本当に根拠を持って言えることなんじゃないかと思います。
具体的には、プレゼンテーションが一番不安なのではないか、と思います。大きい模造紙に何を書けば良いのか、わからなくなるかもしれませんが、そのような時は配置を美術の先生に見てもらうなど、親身な先生に頼ってみてください。
どうもありがとうございました。T.N.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。