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韓国での留学生活を経て~さらなる探究を志し、春から一橋大学大学院へ~

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洋々卒業生now! ~総合型選抜による大学進学と、その後のストーリー


総合型選抜は、志望動機や大学で学びたいことを真剣勝負で問われる入試。受験生は準備期間を通して、自分の将来や大学でしたいこと、理想の大学生活とはどのようなものか?という問いにとことん向き合うことになります。しかし、大学への入学はあくまでも「スタート」。大切なのは、入学してから充実したキャンパスライフをおくることです。

「総合型選抜で入った先輩たちって、本当に理想のキャンパスライフを過ごせているの?」
「志望理由書で書いたことって、本当に学生生活で実現できるの?」

そんな疑問にお答えするべく、総合型選抜で大学に合格した洋々卒業生を取材しました!

今回取材を受けてくださったのは、法政大学国際文化学部Oさん。2023年春に同大学を卒業し、4月から一橋大学社会学研究科に進学予定。大学院では韓国の若者についての研究をしたいと語ってくれました。

 

洋々卒業生プロフィール
Oさん

法政大学国際文化学部 卒業
一橋大学大学院社会学研究科 進学

桐蔭学園高等学校 卒業

 

留学先の韓国で体験したこと

洋々 卒業生インタビュー 政大学国際文化学部


―本日はよろしくお願いします! 大学生活では具体的にどのようなことをされていたのでしょうか?

大学では、国際文化学部に進学し、主に朝鮮語や朝鮮語圏・アジア圏の文化や政治について体系的に学習しました。大学のゼミでは、「言語文化演習」のゼミに所属し、日本が東アジアの人達から文化や政治といった点でどのように見られているかなどについて研究をしていました。

また、大学入学前からの希望であった韓国の大学への留学も在学中に2回行くことができ、韓国の大学で朝鮮語や朝鮮の文化について学ぶことができました。
韓国の大学で、日本の文化などについて学ぶ授業を履修したことは自分にとってとても新鮮な体験でした。


――韓国に留学して何かカルチャーショックはありましたか?

韓国に慣れてきて、正直に言うとパッと思い浮かぶものがあるわけではないのですが、とにかく衝撃を受けたのは韓国のIT分野の発達です。
韓国では、スマホがあれば生活が全て完結します。レストランでの支払いや、住民票取得の行政手続きなども全てオンラインで完結していて、とにかく速くて便利でしたね。
韓国で運転免許を取得した際も、採点が全てAIによって行われていて、日本ではまだ当分ここまでのデジタル化は進みそうにないなと思いました。

洋々 卒業生インタビュー 政大学国際文化学部

 

今、高校時代を振り返って


――Oさんはどのような高校時代を過ごされたのですか?

私が通っていた高校は、部活に力を入れている学校でしたが、自分は特にやりたい部活が見つからず、部活動を頑張っている周りの同級生を見て少し劣等感を感じていました。
何か始めようと思い、「日韓高校生交流キャンプ」いうイベントに参加し、合宿形式で韓国の同年代の学生と経済について議論を行いました。
イベントに参加する前はなんとなく、韓国の人は反日感情が強いという負のイメージを持っていたのですが、実際に交流してみると真逆で日本に対して大変良い印象を抱いている人がほとんどでした。
それがきっかけで韓国についてもっと深く知ってみたいと思うようになりましたね。


――国際交流に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

自分の兄がカナダに留学をしていて、留学先で知り合った人の話を聞くうちに自分も海外の人との交流に興味を持つようになりました。
兄とは違ってアジアに興味を持ったのは両親の影響だと思います。
小さい頃から家族旅行などでアジアの国々を訪れることが多く、それらの文化が凄く好きだったので、アジア圏の人達と交流したいと思うようになりました。
 

韓国に留学したい!受験期

洋々 卒業生インタビュー 政大学国際文化学部


――法政大学を志望した経緯について教えてください

元々、朝鮮語や文化について韓国に留学して学びたいと思っていたので、それができる大学を探す中で法政大学の国際文化学部に出会いました。

韓国に留学できる大学は数少なかったのですが、中でも法政大学は学部のプログラムで韓国に半年間、学校のプログラムの派遣留学で1年間韓国に留学できるという点がとても魅力的に映りました。

志望校選定の最終的な決め手となったのは、法政大学の受験制度です。
法政大学の受験制度は、SA(Study Abroad)自己推薦制度といって、英語圏以外の国を1つ選び、その国と自分の関わりについて自己推薦書に書くという内容のもので、その国に滞在歴のある人などが受験できないという特色がありました。
高校から韓国に興味を持った自分にとってはまさにうってつけの受験制度だと思い、受験を決めました。


――洋々はどのように知りましたか?

AO入試を受けると決めてから、親が見つけてくれました。
ただ、洋々に入塾した決め手は、マンツーマンで手厚いサポートが受けられることです。他の大規模の塾では、大人数で指導を受ける形式が多く、より集中して受験生一人一人に寄り添ってくれる洋々に入塾を決めたことを覚えています。


――AO入試を通じて洋々で得た学びが今の自身の活動にどのようにつながっていますか?

担当のメンターさんが、授業の際にホワイトボードなどを活用し、図解やイラストなどで分かりやすく教えてくれました。また、こまめにメッセージなども頂き、とても質問をしやすい雰囲気を作ってくれたことは今でも印象に残っています。


――受験準備や試験本番はいかがでしたか?

私は一般入試とAO入試の2足のわらじで受験に挑んでいたので、とにかく大変でした。
一般入試の勉強で空いた時間を出願書類の作成にあてていたので、作成が期日ギリギリになってしまい、出願前は毎日自習室に来てGMに志望理由書の添削をしていただきました。

試験本番は面接を受けるのが初めてだったこともあって、凄く緊張しました。
ただ、実際に面接が始まってからは、面接官の教授の方が、自分の学校生活の話や性格などのパーソナルな部分にも目を向けて質問してくれたおかげで、リラックスして受け答えすることができました。


――AO入試を通じて洋々で得た学びは、今の自身の活動にどのようにつながっていますか?

現在の自分の活動でも活きている学びは3つほどあるかなと思います。

1つ目は、本を読む習慣が身についたことです。受験生時代、担当のプロの方にアドバイスをされて、学術的な本を多く読みました。本を読むことの面白さに洋々で気づかせてもらえたと思います。

2つ目は、文章作成能力が上がったことです。文章の論理構成や起承転結、余計な接続詞を省くことなどについて洋々でしっかり教わりました。それが現在でもレポート作成などで活きていると思います。

3つ目は対話の仕方を学んだことです。受講生時代に問いかけに対する自分の返答が必要以上に長いことをメンターやプロの方に指摘されました。日々の洋々のサポートの中で、質問に対して聞かれたことのみ適切な量で答えることを意識し、現在でも大事な教えとして心に刻んでいます。

 

韓国の若者について研究したい

洋々 卒業生インタビュー 政大学国際文化学部


――今後の展望についてお聞かせ下さい

韓国留学を経て、もっと韓国について学術的に深く学び・研究したいという思いが強くなったため、今年の春から一橋大学の社会学研究科に進学を決めました。
これまでの学部生時代は、韓国の社会や文化、言語などを大きなくくりで研究をしていたのですが、今後は「韓国の若者の海外進出」という絞ったテーマでニッチな部分に焦点を当てて勉強したいと思います。


――は最後に、総合型選抜の受験を考えている受験生たちにメッセージをお願いします

大学受験では、不安を抱え辛い日々を過ごしている方も多いかと思います。ですが、そうした辛い経験を乗り越えられれば『志望校合格』という明るい未来が待っています。
特に総合型選抜の受験を考えている方は、自分の夢や目標を叶えるために今一生懸命頑張っているんだという気持ちで、受験勉強に励んでいってほしいです。
応援しています!

 

インタビュアー:飯田匠音
2023年3月 於 洋々

 

 

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