準備のプロセスも楽しみながら取り組み、国際基督教大学(ICU)AO入試に見事合格!
「ただ『ユニーク』なだけではなく、それを活かしてどう社会に貢献できるのかという視点が重要です。」
M.Y.さん
東京都 国立T高校
国際基督教大学 教養学部 ICU特別入学選考(AO入試)Aカテゴリー 合格
合格おめでとうございます!合格発表の瞬間はいかがでしたか?
発表の画面が少し紛らわしく、「あれ、合格なのかな?」というのが最初の印象でした(笑)。先生に確かめてもらい、合格だよと言われて安堵しました。
きっかけについて
国際基督教大学(以下、ICU)を志望したきっかけを教えてください。
海外でNPO活動を行う憧れの先輩がICUに在学しており、ICUの事を聞くうちに自分も行きたいと思うようになりました。高1の後半の時点では志望校の一つとして考えていました。
なぜAO入試で受験しようと考えたのですか?
私はプレゼンが得意なのでAO入試に向いていると考えたからです。また、ICUのAO入試では資料を用いてのディスカッションが行われるのですが、それが面白そうだったので受けてみようと思いました。
高校時代は何に取り組んできましたか?
中学時代から海外の社会問題や環境問題に興味を持つようになり、高校では国際交流部という部活に所属していました。海外研修でイギリス、トビタテ留学JAPANでチェコを訪問しました。
志望理由を教えてください。
英語力を鍛えたいということが第一にあります。ICUは海外からの留学生も多く、コミュニケーション能力を鍛える機会が多いと感じました。
また、授業が少人数制という点にも魅かれました。学生が主体となり、自分たちで何かをする機会が多く、ICUでならアクティブに学べると考え志望しました。
出願書類作成と2次選考対策
出願書類はどのように準備しましたか?
出願書類の準備を始めたのは洋々に通い始めた6月頃からです。「自己活動歴と自己分析」の書類から始め、それから「小論文」、最後に「入学願書」に取り掛かりました。
実際にICUにAO入試で合格したメンターさんが授業を担当してくださり、ICU側が求めていることを踏まえて指導していただきました。現役の学生さんだからこそという視点から、自分では気づけない部分を指摘してくださり、それが大変助かりました。
書類作成のなかで特に大変だったことはありますか?
大変だったことは、入学願書において、自分が大学で学びたい内容の中で自分の個性を出すことです。字数制限があり多くを書けない中で、ありきたりにならないよう、しかし、飛躍しすぎないよう、何を書いていくかを取捨選択していくのが大変でした。
最初は文章量を気にせず書き、メンターさんに見てもらい、何を抽出して何を削るかを一緒に考えていきました。
2次選考に向けてどのような準備をしましたか?
洋々ではICUで過去に使われた問題をもとに、実際の試験時間と同じ時間で資料の読み取りと回答の練習を行いました。
1次選考の発表から2次選考までは1週間くらいしかないので、1次の結果が分かる前から準備を始めました。
1回の授業で扱えるのは1問くらいですが、授業の中では一つの資料から関連させて様々な知識に触れていきました。例えば、少子高齢化問題一つとっても背景には様々な社会変化が存在しており、そうしたことに意識を向けて考えられるようになりました。
他のテーマにも応用できる知識と考え方が身に付いたと思います。どういう資料を持ってこられても答えられる、という状態にできたのは大きかったです。
試験当日の様子
本番当日はいかがでしたか?
待合室での待ち時間では他の受験生と仲良くなることができ、その雰囲気で本番に臨むことができました。
練習の成果もあり、最初に一人ずつ意見を求められる場面でも上手く時間内にまとめて話すことができました。ディスカッション自体も良い流れで終えられました。
終わった時は自信がありました。失敗したところがなかったので、落ちたらしょうがないという達成感がありました。
受験生へのアドバイス
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
1次試験に関しては自分の個性を表現することが大事で、それが大学や社会においても役立てられることを読み手に納得してもらえるよう伝えることが大事です。ただ「ユニーク」なだけではなく、それを活かしてどう社会に貢献できるのかという視点が重要です。
2次試験の準備においては、現代社会の教科書が役立ちました。大まかに社会問題がまとまっているので、知識の整理に活用できます。
そして準備のプロセスを楽しめるかどうかはとても大事です。私は純粋にいろいろなことを知る過程が楽しいと感じていました。何事も興味をもって調べ、自ら考えることが大事だと思います。
どうもありがとうございました。M.Y.さんの今後のご活躍を洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。