茶道×書道×建築——自分の軸を言語化して東海大合格!
「書類作成は建築知識が十分でない状態から始めたため、知識・考え方の両方で意見をもらいました。プロは率直で厳しめ、メンターは優しく丁寧で、飴と鞭のように支えられたのが心強かったです。」
T.S.さん
東海大学建築都市学部建築学科 総合型選抜 適性面接型 合格
秀明高等学校

合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
結果発表の日は学校がありましたが、思い切って休み、母に見守ってもらいながら合否を確認しました。合格が出た瞬間、母が泣いて喜んでくれたのが印象に残っています。自分としては「やっと一校合格できた」という安心感が大きく、まず肩の力が抜けました。喜びもありましたが、それ以上に「これからも頑張ろう」と前向きに切り替えられた感覚があります。
東海大学建築都市学部建築学科を志望したきっかけを教えてください。
大学では、日本の古建築である茶室や建築史などを研究し、現代建築へ活用していきたいと考えていました。東海大学に、茶室研究の専門家が教授陣にいらっしゃる事を知り、私の抱負を叶えるためには最高の環境だと感じたからです。
なぜ総合型選抜適性面接型で受験しようと考えたのですか?
高校二年の頃は一般入試しか考えていませんでしたが、学校の先生や友人から推薦型の話を聞き、チャンスが増えるなら挑戦してみようと思いました。ただ、総合型一本に絞るのはリスクもあるので、一般入試と両立させる方針に決めました。一般入試は学科試験のみ。自分が頑張ってきたことや今後やりたいことを伝える機会がありません。せっかくなら教授と直接話し、自分の関心を全身で届けたいと思い、プレゼンを行う適性面接型を選びました。
高校時代はどのようなことに取り組んできましたか?
文化祭での活動に力を入れ、大きな模型を制作し、五メートルの国会議事堂を作りました。中学三年のときに取り組み、夏休みも登校しながら制作を進めるような日々でした。ものづくりの面白さを実感する一方で、文化祭後の解体作業で、廃材の行方が気になったことも。この経験が、建築に興味を持ったきっかけにもなりました。また、母が茶道をしており、自分自身も長く書道を続けてきた経験から、建築・茶道・書道には繋がりがあるのではないかとも考えるようになりました。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
11月の中旬から取り組み始め、プレゼン練習なども含めて3週間程で準備が整いました。プレゼン資料の作成では他大学の総合型で使用したものを基に改良しました。プロ講師やメンターから知識面・考え方の両方で意見をもらいながら進めました。メンターは優しく丁寧で、プロは率直で厳しめで飴と鞭のように支えてもらえたのが心強かったです。
平日と週末でのスケジュールはどのような感じでしたか?
全体としては一般入試7割、推薦3割くらいの比率だと思います。平日は月曜日から金曜日まで寮生活なので隙間時間を使って総合型対策を進めていました。週末にはまとまった時間が取れるので、6割4割で総合型の準備に費やしつつ、一般入試向けの勉強に取り組む日もありました。
面接に向けてどのような準備をしましたか?
基本的には他大学向けに進めていた準備をベースにしつつ、東海大学に寄せて調整しました。循環型建築に関する考え方を学び、世論の動きなども含めて理解を深めました。実際に現役で活動しているプロの講師から教わり、視野が広がった実感があります。志望理由や履修したい授業といった王道の想定質問を押さえた上で、自分の研究テーマへつなげる構成を意識しました。また、書道・茶道と建築のつながりも、自分の言葉で説明できるよう整理しました。
本番当日はいかがでしたか?
早く面接官の方々にプレゼンをしたくて、うずうずしていました。面接はトップバッターとなり、「最初だからこそ面接官もよく聞いてくれるはず」と考え、しっかりやり切ろうと思いました。時間は5分と聞いていましたが厳密ではなく、おそらく8分ほど話したと思います。面接官と目を合わせた際に頷いてもらえたことで「もう少し伝えられる」と感じ、できるだけ内容を届けました。質疑は想定内の内容が中心で、プレゼンを自分のものにしていれば対応できる印象でした。就職、大学院進学の意向などを問われ、研究への熱意を言葉にしました。続く英語と数学の試験も手ごたえは良く、プレゼンがうまくいったことで波に乗れた感覚がありました。
入学後の抱負を教えてください。
現時点では第一志望校を目指して一般入試の勉強も続けているため、入学するかはまだ分かりません。ただ、東海大学には茶室に関心を持つ自分に合う研究室があるので、もし入学することになれば、テーマを深められてとても充実した大学生活になるのではと思っています。
全体を振り返って、その他に洋々の良かった点があれば教えてください。
現役で活躍されている建築家の方と話せたことは本当に貴重で、この御縁に感謝しています。自分が目指す大学の先輩がメンターとして伴走してくれたことも、やる気に直結しました。デッサンを通して建築に必要な観点をプロから教わったことも印象に残っています。専門家の視点を間近で学べたことが、書類の質を上げてくれたと思います。
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
建築は専門性が高い分、まず「私のやりたいこと」を見つけることが大切だと思います。志望校に落ちたときは落ち込みましたが、プロとメンターに相談する中で「ネームバリューにこだわらず、やりたいことを選ぶと良い」という言葉に救われました。
総合型一本で挑む人は、早めにテーマを定めておくと有利です。自分はテーマを細かく変えながら進めた分、進捗が遅くなりました。また、建築物は実物を見に行くことが重要です。現地で体験すると印象が変わり、やる気が湧くこともあります。
一般入試と総合型選抜を両立する場合は、高校1年から基礎学力を固め、隙間時間の積み重ねを徹底すると良いでしょう。自分のなかで基礎レベルを設定する際には、「学校基準」ではなく「全国基準」で意識するようにすると、学力づくりの軸が定まると思います。書類等の出願、試験期間は一般対策をしている余裕は無いです。時間があるときにどれだけ自分を追い込めるかが勝負になるし、それが合格への一番の近道だと思います。最後まで諦めないでください。応援してます。
ありがとうございました。T.S.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。


