第74回:韓国で感じたこと(その1)

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イギリスから帰国し、中一日で、すぐさま韓国へ行ってきました。イギリスに持って行った服たちを大急ぎで洗濯して、そのまま同じスーツケースに詰め込み、荷造り終了。旅を重ねるごとに荷物の量はどんどん減っていきますし、パッキングの手際もよくなるので、最近では15分程度で荷造りができるようになりました。日本に帰ってきたという感覚は全くなく、もはや「乗り継ぎ」です。

時差ボケの余韻にひたりながらも、韓国に到着。大学1年生のときに部活の同期たちと来たことがあるのですが、そのときは冬(しかもちょうどクリスマス)だったので、かなり寒かったのを覚えています。ユニクロのダウンを着込んで、トッポギやサムゲタンを食べ歩き、最後の夜にはマッコリを大量に飲ませ合って、見事に全員潰れ…そんな、すばらしい思い出です。また、誰一人として韓国語ができなかったというのも大きなポイントでした。朝食を食べようとレストランに入り、動物的な勘だけを頼りにいくつか注文してみたら、料理がぜんぶ真っ赤だった、なんてこともありました。朝からあんな辛いものばかりを食べたのも、いまとなってはいい思い出です。

そんな前回とは異なり、今回は韓国政府が主催する「国際フォーラム」。(参加までのいきさつは、以前の連載で書きました: http://you2.jp/ao/fune_58.htm )。「フォーラム」と言うくらいなので、会議室でずっとディスカッションするのかと思いきや、韓国の伝統文化体験があったり、市内観光や、なんと遊園地で遊ぶ時間まであったりと、ディスカッションよりも「交流」や「韓国のプロモーション」という部分に重きが置かれているように感じました。(これについては参加青年たちの間でも賛否両論の意見があったので、また詳しく書きたいと思います)。

世界中から集まった青年たち、そしてまさに自分と同年代の韓国青年たち。彼らと一緒に過ごした時間はとても刺激的で、いろいろと考えさせられることも多かったです。なかなか一言でまとめるのは難しいですが、これから数回に分けて、書いてみようと思います。

(つづく)

更新:2011-09-05
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅