第88回:休み方をストックする(その2)

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前回のつづきです。

休み方にも、「動的な休み方」と「静的な休み方」の二種類があるような気がしています。前者は、身体を動かすことによって心身両面でのリフレッシュをはかるタイプ。それに対し、後者はのんびりゆっくりと過ごし、エネルギーを蓄えるタイプ。その時々の体調やテンションに応じて、どちらにするかを決めます。ただ、最近はデスクワークが増えたこともあり、「動的な休み方」をすることが多くなりました。

・ ジム通い
最近、ジムに通い始めました。通うと言ってもかなり不定期なのですが、仕事帰りに、職場の先輩方と近くのスポーツセンターへ行っています。区が運営しているジムなので大手スポーツクラブのものより断然安く、月額ではなく一回あたりの利用料を払う形なので、「せっかく入会したのに全然行ってない…」なんてことにもなりません。なにより、いまの職場では男性社員のほうが少数派ので、男同士水入らずの貴重な憩いの場になっています(近々、筋トレのあとにみんなで肉を食べるというイベントも開催予定。)

・ 深夜のランニング
ジムではマシンを使ったトレーニングを中心にやっているので、ランニングは家の近所で勝手にやっています。もともと走ること自体は全く好きではなく、マラソン大会とかもう本当に嫌で嫌で仕方なかったのですが、大学に入ってから、体育会時代の走り込みによって半強制的に習慣づけられました。いまでもたまに、無性に走りたくなります。iPhoneの「RunKeeper」という便利なアプリを使ってコースやタイムを記録しながら、のんびり、ときにはがっつり、走っています。もし湘南台の周辺(特に国道沿い)でゼエゼエ言いながら走っているやつを見かけたら、ぜひ温かく、見て見ぬふりをしてやってください。

そういえば、見城徹氏の著書「憂鬱でなければ、仕事じゃない」の中にも、こんな一節がありました。

—“スポーツは、仕事のシャドーボクシングである”

「トレーニングは、決して楽しいことではない。始まる前は憂鬱でしょうがない。自分を追い込み、憂鬱なことを乗り越える。そうすることが、仕事をする時の姿勢に大きな影響を及ぼす。」(一部抜粋)

自分も昔はウエイトトレーニングに懐疑的だったのですが、いまになってその効果や意味合いに気づきました。自分のギリギリの限界に挑戦し、「いける!」「できる!」と自分自身を鼓舞し、壁を越える。そんな小さな成功体験の積み重ね、なのだと思います。

更新:2011-12-19
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅