第111回:ベルギー

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入社まであと半月。4月の東南アジア、5月の西日本と旅してきて、最後の6月は西ヨーロッパを訪れることに決めた。日本からアブダビを経由し、まずはベルギーのブリュッセルへ。

ブリュッセルの街並みはいかにもヨーロッパといった感じの建物が多いのだが、主張しすぎず落ち着いていて、歩いていても不思議とリラックスできる。人の数も少なすぎず、多すぎず、ちょうどいい。(第一公用語がフランス語なので、標識や看板で読めないものが多いのが少々困るけど)
着いたのが15時過ぎだったため、ホステルへ直行。今回のベルギー・オランダ・ドイツとまわる旅のうち、唯一ブリュッセルだけは自分で宿を取った(他はすべて友人宅にお世話になる)。立地を最優先に考え、ブリュッセル市内中心部にあるホステルを確保。荷物を全部置いて、iPhoneと財布、パスポート、地図だけをズボンのポケットにつっこむ。一人旅のときは、大体いつもこのスタイル。まちを歩くなら、身軽が一番だ。
ブリュッセルはコンパクトな街なので、有名所は徒歩でまわれてしまう。歴史的なスポットを中心に、3時間ほどぶらぶら。そのあとは地元のバーに入り、サッカーのユーロ2012を観戦した。ビール1杯が1ユーロという、驚きの安さ。ハッピーアワーって書いてあったけど、時間を見ると「1:00pm~midnight」って書いてある。つまり、ほぼ終日ハッピーってこと。ありがたい。
試合はギリシャ対チェコ。自分はもちろんギリシャ側だけど、店内はチェコファンが多かった。前半開始早々チェコが2点取ったときは、そりゃもうお祭り騒ぎ。スタジアムじゃなくても、こういうローカルなパブもまた特別な雰囲気があっていい。近くのお客さんたちとサッカー談義で盛り上がりつつ、あっという間に試合は終了した。

サッカーが終わると、夕飯を食べるためホステル近くのレストランへ。ホステルの受付のお兄さんに聞いたら、安くて美味いレストランを快く教えてくれた。ガイドブックより地元の人のほうが断然頼りになる。道端で、知らない人におすすめのお店を尋ねたりもする。今回もアタリだった。マッシュポテトが山盛りに、ぴりっとしたソーセージ。ぼーっと考え事をしながら、ゆっくりと味わう。ホステルに戻って、同室となったアメリカ人と少し話し、初日は終了。

二日目は朝起きて、ホステルのダイニングルームへ。イギリスの大学で勉強しているという香港人の男の子と仲良くなった。海外で学ぶ学生と話すのは、なにより刺激になる。近いうちに、香港にも行きたいなあ。
その後はベルギー名物のワッフルを食べ、街を歩きまわり、これまた名物のムール貝を食べ、ふたたび歩く…の繰り返し。旅ではたくさん食べる分、しっかり歩くようには心がけているけど、ただ今回ばかりは、どんなに頑張っても増量しそう。3カ国とも、ビールがおいしい国だから。

更新:2012-06-16
慶應義塾大学 環境情報学部 水谷晃毅