第32回:英語の発音

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こんにちは。最近はすごく暖かいですね。おかげで花粉も飛び散ってなかなか辛いですが。
ゼミ試も終わり、ようやく春休みを迎えることができました。
せっかく時間もあるということで本を読み始めました。寝る前に1時間ほど読んでいます。
あとは、勉強は引き続きしています。やはり試験対策の勉強はどうしてもスピード重視でなかなか落ち着いて集中できません。
自分の集中力の無さに絶望していました。
でも、こうやって今勉強してみると不思議と集中できるんですね。音楽を聴きながらでも、
意識はあくまでも教科書に向いています。試験前は、音楽が無くては集中できないし、
音楽があれば音楽を聴いてしまうという感じでした。(笑)
別に試験に追われて勉強しているわけでなく、嫌ならそのまま投げてしまっても何の問題もないので、肩の力を抜いて勉強できます。やはり、普段から勉強することがとても大切ですね。試験前に慌てて勉強するのはもうおしまいにしたいです。
ちなみに聴いている音楽はやはりジャズで、Bill EvansやOscar Petersonという、ピアノがメインです。

さて、前回の予告通り、英語の発音についてです。
日本人が苦手なのはRとLの区別や、THだと良く言いますが問題はそこじゃないんです。THの発音が出来ないのは日本人だけでなく、
ドイツ人などもです。
ではどこが問題なのかというと、子音を独立して発音できない点です。なんのこっちゃ?という感じですが、
例えばI like it.という文は日本語で読みを書くと「アイライクイット」ですね。もしくは「アイライキット」単語を繋げて発音する、リエゾンでも構いません。
この日本人のアイライクイットを英語にすると、”I likuu ito”の様に聴こえるんですね。なんのこっちゃっと。
LikeとItは共に子音で終わっていますが、日本語は「子音+母音」で言葉が成り立っているので、
そのまま読んでもおかしな英語になってしまうんです。
だからLikeの発音はLikeだしItはItとして、カタカナでは決して表現できないんです。
その点でヨーロッパ人にはかなり有利ですね。どの国も子音と母音を独立して発音します。つまり、子音だけで発音することが出来る。

でもそういった国々の人たちの英語が完璧かというと、実はそうでもないんですね。
イギリス訛りという言葉があるように、国々の人にはその国の訛りがあります。
ドイツ訛り、フランス訛り、イタリア訛り。
例えばフランス訛りは、Hで始まる単語のHは発音しません。I like herだったらI like er(アー)と発音します。
なぜならフランス語ではH(アッシュ)は発音しないので。
こういった、ある意味ヘタクソな英語というのは、少なくともアメリカでは訛りとして受け止められています。
だから特に発音が悪いだとかいう話は聞いた事がありません。彼の訛りはきつい、だとかそういう表現をします。
そう思うと、なんだか気が楽ですよね。俺は発音が下手なわけじゃない、訛りがあるだけだぞ!と・・・。
かといって、伝わらないと何の意味もない。まずは子音と母音を独立して発音する。そこが出来ればかなり、分かる英語がしゃべれるようになると思います。

長くなってしまいました。今回はここまで。
では、また。

更新:2013-03-08 慶應義塾大学 経済学部 大塚 拓也