第307回:ゴールド免許
運転免許証の更新を知らせるハガキが届いた。なるほどあと一か月で誕生日。俺ももう25歳になるのか・・・と少し黄昏ながらハガキを開くと、今回の更新でゴールド免許になる旨が記されていた。過去に一度大失敗を犯している僕は「ゴールドなんてまだまだ先のこと」と勝手に思っていたので、この予期せぬ朗報はなかなか嬉しいものだった。
思えば大学入学直前、猿に見守られつつ長野大町の自動車学校を卒業して(このすったもんだをこのブログを始めた頃に書いたっけ)、大学1年9月、期限ギリギリにやっと試験を受けて免許を取得、その冬、祖父が乗らなくなった車を運よく手に入れ。それから今まで5年半、大失敗も含めて「運転」とはけっこう深い付き合いをしてきた。柔道の練習や授業に行く日課のみならず、食事や遊び、関東圏内程度の小旅行、試合や帰省もだいたい自分で車を走らせて移動する。誰かの送迎なんかにも喜んで車を出す。友人に足として使われても全く嫌ではない。要するに僕は運転好きなのである。電車や飛行機での移動も嫌いじゃないけれど、自分で運転して行くのが一番いい。目的地に向かって自分の力で近づいている感覚が心地良い。で、気がつけばおよそ10万㎞、年に2万㎞ペースで運転してきた。
そして今回の、いわゆるペーパードライバーではないちゃんと運転実績のあるゴールド免許への更新にほんの少しだけ誇りを持ちつつ、運転を愛する一人のドライバーとして今一度気を引き締め、事故無違反に務めていく所存である。