第323回:全日本実業団個人戦

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8月27・28日に兵庫県尼崎で開催された全日本実業柔道個人選手権大会に出場した。実業団に所属する選手の階級別個人戦で、11月の講道館杯に出場するための予選会的位置づけの大会である。具体的には、ベスト4以上で講道館杯の出場権を得られる。講道館杯が全日本強化選手の選考を兼ねていることを考えれば、国際大会等の大きな舞台に登るための第一歩と言える。僕は去年に引き続き100㎏級にエントリーした。

結果は5回戦である準決勝で負けて3位。去年と同じだ。目標である優勝までは2歩届かなかった。が、なんとか次の段階に繋げることはできた。

 

1回戦は相手が棄権して不戦勝。聞くところによると会社が休みをくれなかったらしい。なんだかとても実業団選手っぽい欠席理由である。

2~4回戦は、いずれも指導差で勝ちあがった。技のポイントが一つもないのは我ながらだいぶ寂しいというか恥ずかしい。でも敢えて言い訳をさせてもらうなら、今年の100㎏級は、なかなかレベルが高く、トーナメント表を見渡しても楽なパートが見当たらない。僕の組合せも始めから全て、出来ればやりたくないような相手ばかり。だからギリギリの闘いを、例えつまらなくとも手堅くものにしていったとポジティブに評価してもらえるとありがたい。

準決勝は、動きの速い相手に掻き回された。4回戦がGSで、そこから休憩が数分しかなかったことをいちおう言い訳に添えておきたい。しかし、こういう場面での切り替えというか集中力の継続が出来なかったのは一つの課題だ。

 

試合が終わってからパーク24柔道部は一週間の解散期間に入っている。この試合に向けて、結構自分を追い込んだ練習をしてきたから、ここは一つしっかり休んでやろうと思う。来週からは次のステージでの活躍に向けて、またしっかり身体を作っていく。