第392回:引っ越し

Pocket

今月の始め、人生で5回目の引っ越しをした。ちょうど2年くらい住ませてもらった柔道部の寮を出て、寮からすぐ近くのアパートに移動した。もうすぐそこに迫った引退に向けた、少し早い切り替えといったところだ。

新居は駅から近いのにとても静かなところにある。前の道は狭くてほとんど車も通らない。日当たりも悪くない。どこかでご飯をもらっているに違いないデブな猫もたくさんいる。文句なしだ。

部屋は、凄く広い上に、僕が立っても余裕なくらい天井の高いロフトがある。部屋に面積を割いている分、バス・トイレ・キッチンはだいぶこじんまりしているけれど、僕にとってそれらは問題ではない。ベッドと勉強机をロフトに置いて、リビングスペースには憧れのソファを置いた。夏はロフトがとんでもなく暑くなるらしいから、いつまで上で寝られるか分からないけれど、今のところ完璧な配置である。

物件としてはなかなか年季が入っているようで、引っ越した時点ではコンロ・給湯器が壊れていた。エアコンも死ぬ寸前だった。その状況を大家さんに報告したら、全部新しいものに取り換えてくれた。最初の数日間、いちいち寮にシャワーを浴びに行かなくてはならなかったけれど、まぁ新品になったから良しとする。

そんな感じで、住み始めてからまだ一か月も経っていないけれど、僕としてはなかなか居心地が良い住処になっている。あとはネットを引いて、この前壊れてしまった10年くらい付き合ってきた空気清浄機を買い替えて、ひとまず完成かな。もし余裕があれば、実家に無駄に3台いたグーグルホームを奪ってきて、スマートホームなるものを作ってみるのもいい。