第440回:SNSについて
こんなブログを10年間もコツコツ書いてきてなんだけど、僕はSNSに投稿するのが苦手だ。今流行りのInstagramも、ちょっと人気が落ちてきたTwitterもFacebookも。いちおう全部にアカウントは持っているものの、友達やら有名人の投稿を眺めるだけで、自分から投稿したことはほとんどない。
嬉しいことや楽しいことや自慢したいことがあった時、投稿してみようかなと思ったりはする。だがいざ文章を入力する段階になると、この投稿を見た周りの人がどう思うかを考えてしまい、何度も何度も書き直しているうちに、投稿自体をやっぱりやめておこうと落ち着くことがほとんど。ちなみに、Mr.Childrenのライブに行けた時、村上春樹の新刊を手に入れた時などは、その障壁を乗り越えて投稿する傾向はある。
こんな僕だから、「徒然なるままに、日ぐらし、スマホに向かいて、、、、」的にバシバシ投稿している人を見ると凄いなぁと感心してしまう。特に、自分がいかに充実していて幸せかを発信する自己顕示欲タイプは本当に凄いと思う。決して嫌味ではない。いや、申し訳ない。少しだけ嫌味だ。もちろん、センスのある投稿は好きだし、情報収集のために使えるアカウントもあるけれど。
こんなことを言うと「そういう人の投稿を見なければいいじゃないか」という至極真っ当な反論を受ける。全くもってその通りだ。ただ、こんな嫌味を言いつつも、そういう投稿を「あちゃー」とか言いながら眺めているのもわりと楽しいのだ。
つまり、これは理屈じゃない。SNSって、怖くて楽しくて、実に不思議なものだ。