第456回:姫路での付き人

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海の日を絡めた3連休は、パーク24の柔道部同期の試合の応援兼付き人として兵庫県姫路へ行ってきた。今回の試合は国体予選。僕が現役時代に母校の所在地である神奈川県から国体に出させてもらったように、同期は出身地である兵庫県から国体代表になることを目指して戦う。国体本戦は各階級一人ずつの団体戦であるから当然、予選でその階級で優勝しないと代表にはなれない。兵庫県には、実業団の強豪“新日本製鉄”や、警察の強豪“兵庫県警”あたりがこぞって出場してくるからかなりレベルが高く、そこで優勝ってのは、なかなか狭き門だ。

 

結果は、決勝GSで負けて準優勝。根負けした。贔屓目無しにどちらに転んでもオカしくない試合だったがそれをモノに出来ず、国体本選出場は叶わない。厳しいものだ。

彼の次の大事な試合は、9月の実業団個人戦になる。例年通り兵庫県尼崎での試合。僕も会社からの手伝い要請で現地に行く。ここでしっかり結果を残して、講道館杯に繋げてほしいものだ。

 

ちなみにこの国体関係は会社として出場する大会ではないため、今回の僕のような付き人はもちろん、出場選手も全て、勤務ではなくプライベートで出る。だから今回、僕なんかは半分旅行気分の試合観戦ツアーとして、楽しい2日間を過ごさせてもらった。

しかし久しぶりの付き人業務。試合前のアップの相手、ピリピリした環境の中で全力の組み手争いなんかをするわけだ。僕なんかはもうそれだけで指が痛くなってしまう。「相手の組手を切る練習がしたいから全力で握ってて」なんて注文をされて、全力で握っててもすぐ切られてしまうのだ。すぐ弱くなる。ホント悲しくなってしまう。