第458回:ポケモンGOデビュー

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最近、会社で仲良くしてもらっている方々の影響でポケモンGOを始めた。いや、仲良くしてもらっていると言うのは図々しい。最早可愛がってもらっている、僕なんかより年齢も役職もはるか上の方々の影響だ。つまり、密かに囁かれている、ポケモンGOが意外とおじさま方に人気というのは本当のようだ。

そんなおじさま方に、ゲームの中のノルマか何かで「今週中に友達を3人増やさなきゃいけないから、お前もアカウントを作っといて」なんて言われるのだから面白い。休み時間になれば「このポケモンはどこに行ったら捕まえられるのか?」とか「このポケモンが欲しいから交換してもらってもいい?」なんて会話が飛び交う。このゲームがキッカケでポケモンに興味を持ち始め、「ピカチュウは、“ピカ”しか喋れないの?」なんて聞いてくるおじさまもいる。こうなってくると、僕もちゃんと始めるしかない。僕みたいな、入社したての若輩者がいうのもなんだけど、愉快な職場である。

 

最早説明する必要などないかもしれないが、ポケモンGOとは、ポケモンを捕まえたり育てたり、そのポケモンを使って戦ったりするスマホアプリゲームだ。ポイントとしては、現実世界の“場所”に紐づいたポケモンがアプリ内に登場するところ。つまり、何をするにもどこかに移動しなくてはならない、家でジッとしていては何も始まらない、ゲームなのだ。

決められた“場所”で色んなことをするのはもちろん、単純に移動距離によっても特典があったりする。要するに人々を出掛けさせるためのゲームみたいなものだ。ちなみにこの“移動距離”に、車や新幹線・飛行機など一定以上のスピードでの移動はカウントされない。早くても自転車くらいのスピードでの移動だけカウントされる。

 

この“移動距離”がカウントされる、というところが僕にはなかなか有利だ。なぜならほぼ毎日、外でランニングトレーニングをしているからだ。一日平均5-6km走っていれば1週間で3-40kmにはなる。基本的に週50km移動すると何かと特典がもらえるから、私生活での普通の移動を含めれば、まぁ余裕だ。ちなみに今週は(このゲーム自体そもそも今週始めたんだけど)70km移動した。これはゲーム先輩のおじさま方を追い抜いてしまう日もそう遠くないかもしれない。