第459回:ポケモンGOデビュー②

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社会的に何かと話題になっているこのゲームだが、実際に自分で体験してみると色々と感じるところがある。

まず第一に、“人々を出掛けさせる力がある“というのは言葉で聞くよりも凄い力だ。と言うのも弊社は人々の外出があって初めて成り立つビジネスを展開している。だから、どうやったら色んな人を家の外に引っ張り出せるか、というのは常に頭の片隅で考えている命題だ。今までこの命題をクリアするためにそれなりの実験やら何やらをしているものの、大きな成果は挙げられていない。それをスマホゲームの形でこれほど見事に実現しているポケモンGOには、心の底から感服すると共に少し悔しい気持ちさえ湧いてくる。

第二に、やはりどうしてもスマホ歩きをしたくなるゲームだ。そこら辺を歩いているとポケモンが出てくる仕組みなのだから当然だ。ゲームが登場したての頃は、この“ながらスマホ“のせいでいくつかの痛ましい事件があったのを思い出す。ルールを守って楽しく、という意外にも難しい問題を、ゲームの仕組み的にクリアしてほしいと思う。

最後に、少し重複するところもあるけれど、おじさま方がこのゲームのお蔭でたくさん歩くようになるのは、言わずもがな彼らにとって凄くいいことだ。「健康診断で引っかかったからこのゲームを初めて、たくさん歩いているうちに10kg近く体重を落とせた」なんて話も聞いたことがある。何故か僕以外全員運動不足の、僕の家族にもやらせたいくらいだ。他にも「休日には、珍しいポケモンを捕まえに子供と一緒に歩きまくった」なんて話は、聞いているだけで気持ちが良い。改めてこのゲームの社会的意義みたいなものを感じてしまう。

 

コツコツと何かを継続するのは僕の得意とするところ、しかもスマホを持ってそこら辺を走り回っていればそれなりに成長するらしいこのゲーム。またしばらくして、会社のおじさま方を追い抜いた頃にでも、途中報告をさせてもらおう。