第460回:プールトレーニング

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この前の休日、初めて目黒区民プールにお邪魔してきた。今住んでいる武蔵小山エリアから自転車で10分程度のところにある区営のプールで、区民以外も2時間200円で利用できる。夏限定で解放される50m×8コースの屋外プールと、幼児用の小さなプールと、屋外のよりは少し小さい屋内プールの3つがある、なかなか充実した施設だ。

 

今回なぜいきなりお邪魔したかと言うと、現役の柔道員のやつらに、その存在と、区民以外も使えることを教えてもらったからだ。目的は、遊ぶためではない、チャラつくためでもない、トレーニングのためだ。聞くところによれば走るよりも泳いだ方がカロリーを消費するのだ。

 

屋外の50mプールの片側4レーンくらいがレジャー用に開放されていて、残りの4レーンくらいがちゃんと泳ぐ人用のコースになっている。夏休みの休日で、当然のごとく凄く混んでいて、レジャー用の方はカオス、泳ぐ方も慢性的な渋滞といった具合。

 

海や川で浮かんでいることはあっても、プールでちゃんと泳ぐなんてかなり久しぶり。現地に行くまでは、1時間くらいガッツリ泳いでやろうと意気込んでたのだが、実際やってみると全然息が続かない。1往復100mであっぷあっぷしてしまった。間違いなく小学生の頃の方が泳げたはずだ。筋力的な問題ではなくあくまで肺活量的な問題。それでもいちおう1㎞は、途中で休憩も挟みながら意地で泳ぎ切った。1時間もかからなかったけれど、苦しかった。死ぬかと思った。

 

いかんせんこういう身体をしていると、周囲から「おや?」という視線を感じることがある。なかなか泳げそうなやつ来たぞ、みたいな。僕自身もその視線に応えて、昔の記憶そのままに、なかなか泳げそうなやつ来ました、とプールに入ったのだ。ところがいざ泳げば上のような有様。なんだか申し訳ない気持ちになった。

 

結論、プールトレーニングは、普段からやっていないと、身体が鍛わさるほど、あるいはカロリーを消費するほど、追い込めない。ただ呼吸が苦しいだけ。だから、怪我なんかしていない時は、基本ランニングトレーニングをすることにした。