第461回:今年の日焼け事情
梅雨がなかなか明けなかった分を取り戻すかのように8月は暑かった。一歩外に出て太陽の下に立つだけで、滝のような汗が留まることなく溢れてくる。スーツを着なきゃいけない日なんかは悲惨だ。シャツが身体にペッタリ張り付いてしまう。ウンザリだ。そんな今年の夏、僕は日焼けで失敗をした。
もとからなのか、小さい頃から川で遊びまくっていたせいなのかは分からないけれど、僕は比較的黒い方だ。ある程度大人になって、外で裸で遊びまくるような年じゃなくなってからも毎年数回は海だとかBBQだとかで日焼けする機会があって、毎年夏になればそこそこ黒くなる人間だ。
ところが今年は夏の出だしの日差しがメチャクチャ強い日に、タンクトップでガッツリ1-2時間ランニングトレーニングをしてしまったせいで、くっきり綺麗なタンクトップ焼けをしてしまった。
しかもそのタンクトップが、肩紐が背中の方で細く一本にまとまっているタイプのもので、日焼けだけ見たらまるでスポーツブラ型なのである。練習で寮にお邪魔して風呂に入った時なんかは、「こいつブラ焼けしてるぞ」とみんなに笑われてしまった。
それをなんとか取り消そうと、屋上に裸で寝っ転がってみたり、プールに行ってみたりしたのだけれど、夏の最初の日焼けはなかなか頑固で、ブラ焼けは消えなかった。
季節が進めばだんだんと薄くなっていくものとはいえ、下手したら次の夏まで、このモノトーンで生きていかなければならない気がし始めた。大失敗である。