第504回:ギタリストへの道のり①

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外出もできずに籠っている毎日で、特に書くことも思いつかない、持て余した時間を埋めるために最近になってたくさん練習しているギターについて、長々と進捗報告でもさせていただこうかと思う。

自分でも確かな時期を忘れていたけれど、このブログによると僕は2018年の11月頃からギターの練習を始めたらしい(第427回記事)。始めたて当時の記事を読むと、当然ながらコードも分からない上、単にキレイな音を出すのもままならない状態だ。僕のあいまいな記憶によると、このズブズブの初心者状態を抜け出すのに1年ちょいかかった気がする。長い。誰に強制されるでもなく、期限も明確な目標もなく、あくまでも趣味のギターであるが故、単純に片手間で練習していたせいと思いたいが。

“ズブズブの初心者”から、”初心者に毛が生えた程度”に昇格したのが、たぶん2020年に入った頃。この昇格の定義は、最初に買った初心者向け弾き語り用楽譜集がだいたい弾けるようなったこと。この楽譜集は、誰でも知っているような有名なJ-POP数十曲を、簡単なコード10個で弾けるようアレンジしてくれた、本当に本当に初心者向けのもの。当然10個のコードだから、転調なんかには対応していなくて、耳で覚えている感じでMr.Childrenの「しるし」なんかを歌っていると、最後のサビ前の転調部分で「お、おお?」となる。そんな楽譜でも、懲りずに練習して基本的には弾けるようになった。

こうなると段々楽しくなってくる。「あれ、自分少し弾けてるんじゃない?」という感覚にわくわくする。楽しくなってくると自ずと練習の頻度も増えてくる。練習が増えれば上達のスピードも上がってくる。たぶん”ズブズブの初心者期間”で心折れずに鍛錬できるか、が、弾けるようになるかならないか、の分かれ道なんだろうなと生意気にも思ったり。