第510回:脱皮

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8月に入ってから二皮剥けた。一皮じゃない二皮だ。文字通り、二回脱皮したのだ。そう、日焼けしすぎた後に皮が剥けるやつだ。8 月のジリジリする太陽の下、何回か実家近くの昼日中ミッチリ遊んだせいだ。8月の前半 に1週間くらいかけて第一次脱皮をして、今まさに第二次脱皮中だ。

思えばここ2年くらい川やら海やらでガッツリ遊んでいなかったそれ以前はいちおう柔道家だったわけで、日焼けすると道着擦れて地獄を見ることになるので焼けないよういちおう気を付けていた。そうすると何の気も使わずに無邪気に日焼けしたのは、もしかしたら1020年ぶりかもしれない。もちろんこういう日焼けは、直後の23日は体がポカポカ火照る上に服と擦れてヒリヒリするせいで寝つきが悪くなるし、その次は痒くなるし、んで皮が剥け始めると布団が汚くなるし、なかなか不便で気持ちの悪いものである。れでも、なぜか少し楽しいなぁと思ってしまう自分もいる。たぶんそのいろいろな不便や不快感が「あぁ、夏だなぁ」って感じがするからだ。子供の頃への郷愁もあるかもしれない。そういえば幼い頃は皮が剥けるのに1週間もかからなかった気もする。もう僕も30歳目前そのうちシミとか出てくるのかも僕も着実に老いているのだ。

今年はもう仕方ないとして、来年の夏はもう30歳、ちゃんとケアし始めなくてはと思ったり。まあ来年になればきっと忘れてるだろうけど。二皮剥けて二回り大きくなったところで、今年の夏ももうすぐ終わる。コロナで遊びが制限されたお陰で、地元の自然遊びという原点を思い出した夏だった。また明日から仕事頑張ろう。