第540回：たくさん走る月間
今や企業には、従業員が健康に働けるよう取り組むことが求められる時代である。弊社も漏れなく従業員の健康のために色々と頑張っている。その取り組みの一つとして、”さつき・ラン＆ウォーク 企業対抗戦”に会社としてエントリーする旨、会社の掲示板に告知が出ていた。これは、エントリーした各企業の従業員に専用のアプリをダウンロード・会員登録させ(アプリへの位置情報開示を許可し)、ランニングもしくはウォーキングをした距離を競うというイベント。対象期間は5月の一ヶ月間だから”さつき”のようだ。
こういう身体を使うイベントにはまんまとノッかってしまう僕は、さっそくダウンロード・会員登録をして、4月末からこのアプリを使ってランニングの管理をしている。今まで使っていたアプリに比べて、1kmごとにタイムを知らせてくれる声が小さいのと、信号待ちの時に自動でタイムを一時停止してくれる機能の精度が悪いことを除けば、特に遜色はない。たぶん世の中に溢れているランニング管理アプリの優劣など、どれもそれくらいの差なのだろう。とりあえず5月が終わるまではこいつと付き合っていくことになる。
イベントの告知が出た時は、会社の同僚たちに「みんなでダウンロードして頑張ろうよ」と言って回っていたが、申し込みの際、”各企業の全参加者の平均距離で競う”と知り、誘うのはやめた。総距離ではなく平均距離なら、動かない人間を入れれば入れるだけ不利だからだ。よく考えれば、企業によって従業員数がマチマチなのだから、”平均”なのは当たり前だ。それで、普通の社員ではなく柔道部員に(もしかしたら重量級を除いて)声をかけるようにした。つくづく勝負にこだわるたちなのである。
何れにせよせっかくだから、それなりの記録を残したいもので、会社に貢献すべく5月はたくさん走るのである。