第554回:竜とそばかすの姫

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先日、川崎ラゾーナの映画館で細田守監督の最新作”竜とそばかすの姫”を見てきた。なかなか残念な映画だった(あくまで個人の感想です)。ストーリーも何もあったもんじゃなく、何が言いたいのか皆目分からなかった。例によってCMで「感動しました」とか「最高の映画!」とか感想を言っている人たちに、「どこらへんのこと・・・?」と聞いてみたい。歌を推しているようで、割と長い時間をただ歌う場面に費やしていたから、映画館の大きくて綺麗な音響を味わうという意味では楽しかった、がそれだけだ。

細田守監督については、”時をかける少女”が好きで”サマーウォーズ”もけっこう好きで、LOVEではないにしてもLIKEくらいだったのだが、ここ最近の3作品”バケモノの子”、”未来のミライ”、”竜とそばかす”に関しては、正直がっかり。”バケモノの子”については主題歌にMr.Childrenを使っているところだけが評価ポイント。こうなってくると、どうやら僕は細田守監督が好きではないのかもしれない。とりあえず話題にはなるから、これからの新作も一応観るんだろうけど、まぁそれくらいの関係性になりそう。

このご時世、映画館もなかなか窮屈である。そもそも僕はガラガラのレイトショーが好きなのだが、今は基本的に9時前に終わる上映しかない。そうなるとお客さんもそれなりに入ってるから足も伸ばせないし、アニメ映画なんて小さい方々がうるさかったりするし、結構イマイチだ。誰に文句が言えるわけでもないけれど、んーむ、なのである。