第562回:四国旅①
先週末、金曜日に有給を使って3連休を作り、二泊三日で相方と四国旅行に行った。
大学の頃の友達夫婦が数年前に香川に住み始めてからずっと「遊びに来い」と言われ続け、僕自身も遊びに行きたいとは思いつつ、「一人で行くのもなぁ」と足踏みしていたのが、やっと実現したかたちだ。その友達夫婦には最近子供も生まれ、その面を拝みに行くというもっともらしい口実も引っ提げて。
僕は四国が好きだ。中学生の頃の全国大会で初めて四国を訪れて以来、何となく愛着を感じていて、試合なんかも合わせるとこれまで4、5回はお邪魔している。海や川や山なんかの自然系の絶景がたくさんあって、住んでいる人たちもゆったりしていて、ご飯も美味しくて、気候も穏やかで、おまけに最近では友達も住み始めて、旅行するにはうってつけだ。
今回の旅は、朝一のJetStarで高松から四国入り、小豆島へ行って、友達と飲んで泊めてもらって、次の日は金比羅山に登ってから松山に移動して道後温泉に入ってそこらへんに泊まって、最終日は四国カルストを通って高知まで下り、鰹を食べて帰ってくるという充実な計画を立てて臨んだ。
プライベートでの旅行経験が普通の人に比べて著しく少ない僕は、JetStar、と言うよりLCCの飛行機に乗るのは今回が初めてである。併せて、自分で飛行機のチケットを取ったこともほんどない。試合で、いつも誰かが手配してくれた通りの旅程で移動してきたのだ。なのでチャレンジを避け、飛行機周りのアレンジは相方に任せた。当日の朝、成田空港の吹きさらしの通路を長々とJetStarの第3ターミナルまで歩きながら「なるほど、こういうところが安さの秘密なんだな」と考えた。