第602回:夏①
今年もやっぱり必要以上に暑い日が続いている。コロナ禍になってから、僕の夏の休日の過ごし方は大体一緒だ。実家の青梅の方に行って、BBQをしたり河遊びをするのだ。今年は特に友達方の付き合いが良くて、ほぼ毎週のようにお邪魔した。改めてスケジュールを見返してみると7/30の週末から8/27の週末まで、8/6の週を除いて全部行ったらしい。5分の4回だ。8/13の週なんて台風が来て大雨だったけど行った。
青梅には僕の祖父母が生前住んでいた空き家があって、毎回そこで好き勝手遊ばせてもらっているのだ。東京とは思えないようなジャングルの中に建っている平屋で、屋根付きの広いベランダもある。ベランダのすぐ下には小川も流れていてなんとも贅沢な空き家である。実家と僕の出身小学校の間に位置していて、当時まだ祖父母が住んでいたこの家には学校帰りによく遊びに寄った。中身はさほど成長していない僕自身、感覚的には大して昔ではないように思えるが、冷静に考えれば20年くらい前、はるか昔の話だ。
4回の訪問のうち、今夏初めてお邪魔した7/30の週末は、31日にかけての泊まりで遊んだ。柔道部や会社の、気心しれた同世代の連中、僕含めて7人で、当然、弊社のタイムズカーに乗って。
初日の15時くらいに到着してまずBBQ、ダラダラと飲みながら炭で焼いた色んなものを腹に詰め込む。その後、家の中で昔懐かしいNintendo64の”大乱闘スマッシュブラザーズ”なんかをみんなでする。血気盛んで負けず嫌いな柔道部連中がこういうゲームをすると、現実世界で大乱闘が始まってしまわないか心配になるくらい白熱する。隣接する家はないから、騒音の心配はさほどないけれど、家が壊れないか少し心配になった。