第635回:梅雨のランニング

Pocket

最近暑くなってきたから、朝のランニングは外を走るようにしている。少し不思議に聞こえるかもしれないが、僕は痩せるため=汗をたくさんかくために走っている故、暑い季節は外を走るのだ。同じ理由で、外が寒くて大して汗が出なさそうな季節は暖房の効いたジムの中を走るのだ。この梅雨の時期は特に湿度が高くて、汗も文句なしに溢れるし、喉も痛くならないから、僕にとって絶好のランニングシーズンだ。

しかし、当然ながら雨に降られる可能性が高いのが梅雨だ。天気予報もこの季節は「何時頃から雨が降ります」とか具体的な宣言を避け「午前中を中心ににわか雨の可能性があります。傘を持ってお出かけください」という具合で判断をこちらに投げてくるから、いざ走り出しても途中から雨に降られるということがよく起こる。

走っている最中に雨に降られると、もともと汗でドロドロだから外見は大して変わらない。むしろ伸ばしている髪が良い具合に濡れて、格好つけるにはもってこいだ。しかし個人的に気に食わないのが、足だ。というか靴だ。一歩踏み出すたびに靴の中からズッチャズッチャと気持ちの悪い音がするし、ヌルヌルと居心地が悪い。そして何より帰った後のニオイが絶望的だ。汗と雨が混ざって生乾きになった時には、この世のものとは思えないニオイになる。だから雨に降られると靴も洗濯しないといけなくなるのだ。風呂場で衣類洗剤を使って簡単に洗うのだが、面倒だ。そしてまた靴はなかなか乾かない。浴室なんかでいつか乾くだろうと放置していたら、今度は生乾きの嫌なニオイになる。もう八方塞がり。