第649回:アルバム5曲目

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流石にタイトルはmiss youを使えなかったけれど、10/4にちゃんとMr.Childrenのアルバムが発売された。今時CDが売り切れるなんてことはまず起こり得ないから、会社から家に帰る途中のTSUTAYAで買うつもりだったのだが、ついに彼らもCDの販売はしなくなったらしく10/4に行っても売っていなかった。失敗したなーと思いながら仕方なくAmazonで注文して、発売から3日後10/7にようやく手に入れた。

手に入れてからも大変だった。僕のPlayStationはブルーレイを再生できるから、CDもいけるだろうと特に確認もせずに構えていたのだが、できなかった。個人的なPCも持っていない、CDコンポもない。家で聴くことが聴けなかった。CDは味があって、ファンとして手元にある楽しみはもちろんあるが、流石にCDでしか聴けないと言うのは時代遅れになってきたんだなと痛感した。他のアーティストと同様に、アルバム発売と同じタイミングでオンライン配信とかしてくれれば良いのに、お金は払うから、と思った。

結局、目の前にCDがあるのに聴けないお預け期間をさらに3日間くらい過ごし、最終的には友達にプライベートPCを借りて自分のスマホに落とし、聞けるようになった。10/10、アルバム発売から実に1週間遅れでようやくありつけた。

新しいアルバム収録曲はほとんどが、おとなしく大人っぽい曲ばかりだった。「もう歳で色んなものを諦めていかないといけない」という寂しさや、「何気ない風景や時間が愛おしく感じる」といったオッサン臭さがところどころに散りばめられていた。1曲だけ、ちょっと頭がおかしくなったような曲が入っていたが、概ねそんなアルバムだった。ネット上ではそれに対して「Mr.Childrenもつまらなくなった」というネガティブな声や「新しい境地に到達した」といったポジティブな声が入り乱れていて、どちらかというとネガティブが優勢という感じだった。

僕個人的にはあまり面白い曲はないな、という印象。でも何度も何度も聞くうちに1曲だけあった頭がおかしくなったような曲が妙に耳に残るようになった。結局は頭おかしいような、つまりは桜井さんが歌いたいような曲が一番面白いのだ。あまりオススメはしないが、気が向いたら聞いてみて欲しい。アルバム5曲目だ。