第661回:進化系演奏会②

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当然ながらスタジオで歌うのは初めてだし、知り合いでもないスタッフさんが2人も自分の歌のために照明やらなんやらを調整してくれる環境に大変恐縮したけれど、やっぱりカラオケルームで生演奏していた時よりも格段に歌いやすかった。要は自分の声がどれだけ聞こえるか、の違いなのだが、ただのカラオケルームだと楽器の音が大きすぎてほぼ聞こえない。その点スタジオだと、ボーカルに向けたスピーカーが目の前に付いていて、自分の声がマイクを通じてちゃんと自分に届くようになっていた。興味本位でスタッフさんに「イヤモニなんかも貸してもらえるんですか?」と聞いたら、「流石に耳に入れるものなので持ち込みでお願いしています」と言われた。そりゃそうか。今度買ってみようかな、なんて考えた。

今回僕らが掲げていた練習曲は、Mr.Childrenの”名もなき詩”と”シーソーゲーム”。楽器が全然できない僕は歌うことしかできず、僕が歌える曲ってことで毎回Mr.Childrenにしてくれる。大好きだからこの選曲は大変ありがたいのだが、歌うとなると結構難しいし声が苦しくなる曲たちだ。ここ2ヶ月くらい、ちゃんとスナックに行く度にこの2曲は練習してきたけれど、なかなかライブだとそんなに上手には歌えないもの。つくづく桜井さんはすごいんだなーと思った。

次の演奏会は5月の後半、僕の誕生日の直前くらいに設定された。今更歌なんて大して上手くならないだろうから、次の僕の目標は軽くギターでも弾けるようになることだ。最近ちょくちょくお邪魔させてもらっているカラオケバーに、この前私物のギターを置かせてもらった。ちゃんと行く度に練習して5月までになんとかしようと企んでいる。