第673回:スリープツーリズム
最近、寝力の弱体化が著しい。平日は割と早い時間、22時とか23時とかにちゃんと眠たくなって一度は入眠するのだが、夜深い1-2時くらいに目が覚めてしまうことがチラホラある。そして、そこからはかなり寝つきが悪い。布団に入って目を瞑っていても一向に眠りは訪れない。いつも1時間くらいは粘るのだが、しまいには諦めてベッドから這い出る。そこからは仕方ないから映画を見たり本を読んだり、よほど意識が高ければ勉強したりして、なんだかんだ起きる時間になっている。
これはポジティブに言えばショートスリーパーになりつつあるのかもしれないと思い始めている。医学的にショートスリーパーが良いのか悪いのかはちゃんと調べていないけれど、個人的には割と本気で羨ましいと思っている。一日20-22時間くらい起きていられるわけだから、8時間睡眠で16時間しか起きていられないよりも30%くらい人生がお得になる気がする。実に短絡的だけど理にはかなっているだろう?
ただポジティブに捉えきれない部分がある。昼間ちゃんと眠たくなるのだ。勉強していても仕事していてもトレーニングしていても30%くらい集中力がディスカウントされているような感覚だ。プラスマイナス0だし、これではただの睡眠障害だ。
そんな中、ふと日経電子版の記事が目に止まった。”「スリープツーリズム」上陸 睡眠に商機、世界市場96兆円”という記事だ。まずスリープツーリズムなるものがあることを初めて知ったが、間違いなく需要あるだろうな、と自分にピッタリと重ねて思った。良質な睡眠を得るための旅行で、色々と寝やすい環境が整っている+よく寝るためのプログラムなどが受講できたりするらしい。非常に興味深い。
例によって旅行先とかで違う環境になるとまた一層と寝力が弱くなる僕が、このスリープツーリズムで2-3日ぐっすり寝られるのであれば、これはある程度の金を払ってでも定期的に行く価値があると考える。そこで睡眠のコツなんか掴めたら僕のQoL爆上がりだ。しかも寝に行くなら一人で行っても良い気がしている。要検討。